不動産ニュース / その他

2014/7/9

「六本木ヒルズ森タワー」「アークヒルズサウスタワー」を取得/MHR

 森ヒルズリート投資法人(MHR)は9日、「六本木ヒルズ森タワー」(東京都港区)の追加取得と「アークヒルズサウスタワー」(東京都港区)の新規取得を発表した。取得先は森ビル(株)で、取得日予定日ははいずれも8月1日。

 「六本木ヒルズ森タワー」は、鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地上54階地下6階建ての事務所・店舗・美術館。20階を対象とする区分所有権およびその敷地権に係る共有持ち分を信託財産とする信託受益権を取得する。都心部の主要ターミナルへのアクセスに優れた立地に加え、周辺には、大使館や文化・情報拠点が点在し、異文化交流の中から新しい文化や情報が発信されるエリア。また、国内最大級の規模と最高水準の設備を備えたビルであることから、今後とも優位な競争力を有すると考え取得を決定した。取得予定価格は98億9,000万円。

 「アークヒルズサウスタワー」は鉄骨・鉄骨鉄器コンクリート・鉄筋コンクリート造陸屋根地上20階地下4階建ての事務所・店舗・駐車場。1棟の建物およびその敷地の共有持ち分25%を信託財産とする信託受益権を取得する。東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅に直結し、都心部の主要ターミナルや首都高速道路出入口へのアクセスにも良好な立地。周辺エリアでは複数の再開開発計画が進行中で、それらがエリア全体の付加価値の向上に寄与すること、また、同物件が最新の技術を駆使した耐震性能やBCPの需要を満たすビルであることから今後とも優位な競争力を有すると考え取得に至った。取得予定価格191億5,000万円。

 両物件とも想定NOIは4.0%。今回の資産取得で同投資法人のポートフォリオは10件、取得価格ベースで2,817億5,600万円となる。

 なお、今回の取得に際し、新投資口の発行および投資口の売り出しを実施する。
 公募による新規投資口発行数は、17万6,300口。第三者割当による新投資口発行数およびオーバーアロットメントによる売り出しはいずれも8,815口を予定する。調達資金(差引手取り概算額)は249億8,959万9,425円(上限)とする。

 合せて、2015年1月期の運用状況予想を上方修正。営業収益65億1,100万円(前回発表比12.3%増)、営業利益44億1,300万円(同14.8%増)、経常利益35億8,000万円(同17.5%増)、純利益35億7,900万円(同17.5%増)、1口当たり分配金2,280円(同80円増)とした。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。