野村不動産アーバンネット(株)は10日、2014年7月1日時点の首都圏の住宅地・中古マンション価格実勢調査の結果を公表した。東京都区部、東京都下、神奈川県、埼玉県、千葉県の住宅地および中古マンションを対象に、通常取引を想定した実勢価格を査定、四半期ごとにまとめている。
4~6月期の住宅地価格の平均変動率は、プラス0.3%(前回:プラス0.1%)。エリア別では、埼玉県、千葉県を除いてプラスとなった。「値上がり」を示した地点 は18.6%(同:13.6%)と増加。「横ばい」は78.6%(同:81.4%)、「値下がり」も2.9%(同:5.0%)と減少した。
中古マンション価格の平均変動率はプラス0.3%(同:プラス0.4%)に。東京区部と東京都下、埼玉県がプラスとなった。「値上がり」は18.7%(同:21.5%)、「横ばい」は72.4%(同:74.3%)といずれも減少し、「値下がり」は8.9%(同:4.2%)と増加した。
また、13年7月~14年6月の住宅地価格の平均変動率はプラス1.1%(同:プラス1.6%)に。「値上がり」と「値下がり」が減少し、「横ばい」が増加している。
中古マンション価格は平均変動率プラス0.9%(同:プラス1.1%)で、「横ばい」が増加し、「値上がり」と「値下がり」は減少した。