(株)リクルート住まいカンパニーは11日、「2013年度 賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査(首都圏版)」結果を発表した。1都3県(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県)で、13年4月1日~14年3月31日、賃貸住宅へ入居した60歳代までの男女が対象。有効回答数は651。
部屋探し時の利用情報源のトップは「PCサイト」(57.1%)だったが、11年をピークに減少傾向が続いている(11年70.3%)。その一方、「スマートフォンサイト・アプリ」の利用率は22.7%と、3年連続で大きく伸びた(10年3.4%→11年11.8%→12年18.5%)。
不動産会社店舗の訪問数は「1店舗」が50.2%と、初めて過半数となった。次いで「2店舗」(22.3%)、「3店舗」(12.4%)。世帯構成別にみると、ひとり暮らしの学生は「1店舗」のみが55.8%と全体より高かった。学生の訪問数は、2店舗以内が9割強を占めた。
また、ひとり暮らしのシェアハウス経験率は5.0%で、現在の居住率は1.8%。経験率や検討率がやや減少傾向にあった。シェアハウスのメリットについては、「家賃が安い」(71.1%)、「人とのつながり・コミュニケーションがとれる」(54.6%)、「初期費用が安い」(29.9%)がトップ3に。デメリットは「プライバシーが確保できない」(59.8%)、「風呂・トイレ等の共用が不便」(55.7%)、「友人や家族を呼びにくい」(51.5%)などが上位に挙がった。