不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/7/15

14年上半期の近畿圏マンション、11年以来の1万戸割れ/不経研調査

 (株)不動産経済研究所は15日、2014年上半期(1~6月)および6月度の近畿圏マンション市場動向を発表した。

 14年上期のマンション発売戸数は8,727戸(前年同期比22.9%減)となった。上半期の発売戸数が1万戸を割り込んだのは、11年(9,305戸)以来のこと。地域別では、大阪市内2,821戸(同37.2%減)、大阪府下1,772戸(同37.6%減)と主要な供給エリアである大阪府内で大きく供給戸数が落ち込んだ。このほかの地域では、神戸市が1,285戸(同7.6%増)、京都市908戸(同9.1%増)。

 初月契約率の平均は77.3%(同3.1ポイントダウン)。1戸当たりの平均価格は3,550万円(同0.5%上昇)、1平方メートル当たり単価は51万6,000円(同2.2%上昇)となった。即日完売戸数207戸で発売戸数の2.4%。

 6月の近畿圏マンションの新規販売戸数は1,690戸(前年同月比30.1%減)と大幅な減少。月間契約率は76.4%(同4.3ポイントダウン)となり、前月と比べて8.9ポイントダウン。5ヵ月連続で70%超となり、売れ行き自体は順調だった。

 1戸当たりの平均価格は3,766万円(同6.1%上昇)、1平方メートル当たりの単価は55万3,000円(同2.0%上昇)となった。6月末時点の販売在庫数は1,981戸で、前月末に比べて82戸増加した。

 なお、7月の発売戸数は1,800戸程度となる見込み。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆