不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/7/17

東京23区の新築マンション価格、15年以降はほぼ横ばいで推移/JREI予測

 (一財)日本不動産研究所(JREI)は15日、「東京23区のマンション価格と賃料の中期予測(2014~20年)」を発表した。

 アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションから提供された事例データを基に、賃貸および分譲マンションの賃料・価格・平均利回りを、新築・中古(築10年)別、大型・標準・小型のタイプ別、東京23区や都心5区などエリア別に、JREIが集計・分析した「住宅マーケットインデックス」のデータを活用して、東京23区のマンション価格および賃料について20年までの中期予測を行なったもの。

 東京23区の新築・標準タイプ(専有面積40~80平方メートル未満)のマンション価格および賃料の予測をみると、14年のマンション価格は1平方メートル当たり80万4,000円(前年比2%弱下落)となった。消費税増税前後に前年の反動等から需要が落ち込むとみられる。賃料は1平方メートル当たり月額3,430円(前年比206円増)と08年時点からの下落幅が比較的大きかった反動から比較的大きく上昇するとしている。 
 15年は、2回目の消費税増税が予定されているものの、マンション価格は同80万7,000円(同1%弱上昇)となり、16年も緩やかな上昇傾向で推移。賃料は15年が同3,521円(同3%弱上昇)、16年が同3,565円(同2%弱上昇)となり、上昇幅を縮小させながら、ゆるやかな上昇が続くと予測している。
 17年以降はマンション価格と賃料はともにほぼ横ばいながら、ゆるやかな上昇で推移し、20年にはマンション価格は同81万6,000円と、81万円を超え、賃料は同3,616円と、08年水準に近付くとしている。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年6月号
本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

Vol.428 クアラルンプールにはなぜこんなにショッピングモールがあるのか【マレーシア】」を更新しました。

熱帯気候のマレーシア、クアラルンプールの人々が日中集まるのがショッピングモール。暑さ、湿度、雨などに煩わしい思いをすることなく、朝から晩まで過ごすことのできるショッピングモールは住民にとってなくてはならない存在のようです。こうした背景から、中間層以上にむけた都市開発の根幹とされることも多いそうです。しかし、中には問題もあるようで…続きは記事をご覧ください☆