(株)毎日コムネットは16日、2014年5月期決算説明会を開催した。
当期(13年6月1日~14年5月31日)は、連結売上高100億8,100万円(前年比7.5%増)、営業利益10億1,700万円(同21.6%増)、経常利益9億9,000万円(同29.4%増)、当期純利益5億9,000万円(同35.4%増)。主力の不動産ソリューション事業については、学生の安心・快適な居住ニーズの高まりを背景に順調に推移。サブリース物件および自社物件については9年連続入居率100%を達成し、売上高は82億922万4,000円(同7.8%増)、セグメント利益は13億1,446万2,000円(同 15.5%増)となった。
次期(15年5月期)については、不動産ソリューション事業において国際学生寮の開発強化や首都圏以外の地方案件の開発にも着手し、10年連続の入居率100%を目指していく。売上高112億7,000万円(同11.8%増)、営業利益10億7,200万円(同5.4%増)、経常利益10億3,000万円(同4.0%増)、当期純利益6億3,500万円(同7.5%増)を見込む。
また、中期経営計画の経営ビジョンを決定、事業領域の拡大と多様化による収益基盤の強化を進める。不動産ソリューション事業では、国際学生寮や食事付マンションを積極的に開発していき、学生ソリューション事業では、人材ビジネスを踏まえた戦略的な学生団体の取り込み等に注力する。さらに首都圏から全国へ事業領域を拡大するほか、太陽光発電事業を本格的に開始し、17年5月期までに売上高140億円、経常利益12億5,000万円、当期純利益7億7,000万円を目指していく。
同社代表取締役社長の伊藤 守氏は、「事業予定者として選定されている『東京大学目白台国際宿舎(仮称)整備運営事業』を成功させ、ノウハウを今後の事業に生かしていきたい」と話した。