シービーアールイー(株)(CBRE)は29日、東京および主要都市における2014年第2四半期のリテール(路面店舗)の市場動向を発表した。
東京の主要な店舗マーケットは、前期に引き続き需要が堅調に推移。テナント出店ニーズの高いメインストリート沿いの空室は少なく、この1年の間に大きく賃料が上昇したエリアもあった。中でも銀座では、リーマンショック前の賃料水準を超える成約事例が増加。今後も引き続き、賃料は全般的に強含みで推移すると予測している。
大阪の主要な店舗マーケットでも、需給バランスが逼迫した状況が続いており、新規出店意欲は旺盛。心斎橋エリアにおいては、話題性の高いテナントの旗艦店や関西初出店がみられた。しかしながら、需要バランスの逼迫した状況が慢性化していることから、参入機会を伺うテナントにとっては厳しい状況が続くとしている。