東急不動産(株)は、NTT都市開発(株)と共同で開発している分譲マンション「ブランズタワー・ウェリス心斎橋 NORTH」(大阪市中央区、総戸数246戸)の販売を、9日に開始する。
同物件は、大阪市営地下鉄堺筋線「長堀橋」駅徒歩1分、御堂筋線「心斎橋」駅徒歩7分等に立地する、鉄筋コンクリート造地上36階建てのタワーマンション。施工は(株)長谷工コーポレーション、竣工は2016年2月下旬の予定。
建設地は、自動車会社のショールーム跡地で、2013年1月に取得。関西支社に同年10月に設置したタワーマンションプロジェクトチームが中心となって、商品企画を練り上げた。御堂筋と堺筋に囲まれたいわゆる「心斎橋」エリアで初となる、20階以上の分譲タワーマンション。
石屋が集中していた長堀エリアの歴史をデザインに取り入れ、基壇部・エントランス等に天然石を多用。水盤も設けた。また、同社としては「ブランズシティ品川勝島」(東京都品川区、総戸数356戸)に続いて、国土交通省の「低炭素建築物」認定を取得。大阪の共同住宅として大阪府で初めての取得となり、購入者は所得税控除最大500万円の税制優遇措置や、住宅ローンではフラット35Sの利用が受けられる。
住戸は、1LDK~3LDK、全21タイプ。専有面積は44~100平方メートル。同社が過去に販売した関西圏タワーマンションのユーザー分析結果をフィードバック。シングル・DINKS・シニアをメインターゲットに、富裕層の買い増し、投資を視野に入れ、もっともニーズの高い50~70平方メートルの2LDKを全体の約60%となる147戸用意した。また、31~36階をプレミアム仕様住戸とし、専有面積を広くし、設備・内装のグレードを高めた。
これまでに、大阪市内を中心に、約1,200組の事前反響を得ており、7月1日からの事前案内会には約200組が来場している。正式な販売価格は未定だが、メインとなる60平方メートル台の2LDKは、4,000万円台中盤となる見込み。
なお、両社は同物件の正面にもマンション事業用地を取得しており、来年3月にも「サウス」として開発を開始する予定。