三井不動産(株)は1日、コレド室町(東京都中央区)周辺で総合防災訓練を行なった。
新たな商業施設の完成により来街者が増加していることから、日本橋エリアの防災力向上、店舗スタッフの自助共助の認識浸透を目的に開催したもの。同社社員のほか、コレド室町、コレド室町2、3の店舗スタッフなど、約300人が参加して行なわれた。
震度6弱の首都直下型地震が発生したと想定し、誘導訓練や帰宅困難者受け入れ訓練などが実施された。
なおこれに先立ち27日には、「日本橋再生計画」の進捗に伴い建て替え予定となっている空きビルを用いての火災発生時の初動訓練も開催。日本橋消防署の指導を受けながら、スプリンクラー放出、停止、復旧、水損処理までを行なう訓練や、オイルパン(オイル流出を防ぐ囲い)を用いた模擬火災を特殊な液体の消火器で実際に消火する訓練などが行なわれた。この訓練には、グループ社員74人が参加した。