東建コーポレーション(株)は9日、2015年4月期第1四半期決算を発表した。
当期(14年5月1日~7月31日)は、売上高629億9,700万円(前年同期比8.6%増)、営業利益16億9,500万円(同42.6%増)、経常利益18億3,700万円(同38.8%増)、当期純利益12億2,000万円(同70.7%増)となった。
建設事業は、豊富な期初受注残を背景に、完成工事高は前年同期と比較して増加。利益面においては、大工職人の不足に伴う労務費の上昇や資材価格の高騰等により、完成工事総利益率は低下したが、完成工事高が増加したことにより営業利益額は増加した。その結果、売上高は306億1,400万円(同12.5%増)、営業利益は21億7,800万円(同45.2%増)に。また、同社単体における総受注高については、323億9,800万円(同0.9%増)だった。
不動産賃貸事業は、管理物件数の増加に伴うサブリース経営代行システム(一括借り上げ制度)による入居者からの家賃収入および管理料収入等の増加により、売上高は前年同期と比較して増加。また、賃貸建物の入居率は入居仲介促進のための各種施策に積極的に取り組んだことにより96.0%となり、高い入居率を維持した。結果、売上高は316億7,400万円(同5.1%増)、営業利益は14億5,900万円(同2.8%増)となった。
通期は、売上高2,666億1,000万円、営業利益94億7,500万円、経常利益100億2,000万円、当期純利益58億9,500万円を見込む。