不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/9/10

シニア層の住み替え理由、「老朽化」がトップに/リクルート住まいカンパニー調査

 (株)リクルート住まいカンパニーは10日、9月15日の「敬老の日」を前に行なった「自宅の住み替え実態」についてのアンケート結果を公表した。8月26~28日の期間、50歳以降に住み替え行なった現在首都圏(東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、茨城県)在住の50~79歳の男女を対象にインターネットにより調査したもの。有効回答数1,029。

 「住み替えた場所」について、「同一駅圏内」「同一市区町村内」「場所は変わっていない」が合わせて52%、「市区町村外」「都道府県外」も48%とそれぞれ約半数を占めた。年代別にみると、「市区町村外」「都道府県外」の遠方移動について50歳代(48.9%)、60歳代(47.5%)に比べ70歳代(42.9%)と少ない結果となった。「どのような家に住み替えたか」については、「一戸建てやマンションを購入・建築した」との回答が合わせて45.1%、一方、賃貸住宅は25.5%であった。住み替えた理由については「家が老朽化してきた」(21%)がトップに。「もっと広い家に住みたかった」(16.1%)、「新しい設備の家に住み替えたかった」(13.2%)、「駅から近いところに住みたかった」(12%)が続いた。また、住み替え前の家が持家だった人は45.9%。そのうち、住み替えに当たり売却を実施したのは約70%で、年代別に見ると、年齢を重ねるにつれその傾向は顕著となった。

 「住み替え後、実現できたこと、新たに始めたこと」についての問いには、「利便性が良い暮らしが実現できた」(26.8%)、「安心・安全に暮らせるようになった」(25.9%)、「健康に暮らせる環境が整った」(22.7%)など、生活利便性の高い暮らしや安心・安全に、健康に暮らせる環境を手に入れた人が多かったと分析。さらに、「駅から近いのででかけやすくなった」(18.1%)、「新しい趣味をは楽しめるようになった」(15.5%)などが上位に来ていることから、同社では「住み替え後、よりアクティブに暮らしている姿が想像される」としている。

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