不動産ニュース / その他

2014/9/25

都市と程よい距離感を保つライフスタイルがトレンドに/Good Distance研究会

トークセッションの様子
トークセッションの様子
「プラウドシティ南山」エントランスアプローチ完成予想図
「プラウドシティ南山」エントランスアプローチ完成予想図

 東京を中心とした最新の都市事情を研究しているGOOD DISTANCE研究会(代表:田上嘉章(株)マーケティング総合研究所代表取締役、以下GD研究会)は24日、マスコミを対象としたメディアセッションを開催。ライフスタイルの変化と最新のライフスタイルについて登壇者によるトークセッションを行なった。

 第一部では、ファッションディレクターの干場義雅氏、GD研究会のメンバーであるマーケティング総合研究所の寺岡正則氏、(株)読売広告社都市生活研究所の佐々木 崇秀氏、野村不動産(株)戸建事業部長の大矢寛之氏が、これまでの時代の変遷とともに変わってきたファッション、ライフスタイル、住まいの変化についてクロストークを開催した。
 住宅事情や住まいの変遷については大矢氏が解説。都心部での鉄道開発と共にスタートした住宅開発が、DK、システムバスの導入などの居室内の変化を伴いながら、ドーナツ化現象といわれる郊外での開発を経て、都心居住が進む現在、という流れを振り返った。

 寺岡氏はセッションのまとめとして、GD研究所が6月に発表した調査「理想の父親とライフスタイルに関する意識・実態調査」の結果を引用。夫の通勤時間とそれに関する妻の印象の関連では、『家族サービスをしてくれる』との回答は『通勤時間40分以上~60分未満』が60.7%でトップとなったことや、『配偶者に対する心理的距離』「子供に感じる心理的距離』についても、『近い』との回答は『40分以上~60分未満』がもっとも割合が多かったことなどに触れ、「これからは都市と程よい距離を保ち暮らすのがトレンドとなるだろう」と分析した。

 第二部では、都心から40分~60分エリアである東京稲城市で進められている南山東部土地区画整理事業について、エリアマネジメントなどの取り組みや、今後の開発計画などを中心に、稲城市土地建設部市街地整備課課長の吉岡博文氏、同土地区画整理事業組合副理事長の森 俊勇氏、野村不動産事業開発三部推進課課長代理の東 伸明氏らが参加してトークセッションを開催。エリアマネジメントの取り組みや、野村不動産が開発を進めている新築分譲マンション「プラウドシティ南山」(総戸数412戸)の紹介などが行なわれた。

 同物件は、京王相模原線「稲城」駅徒歩6分、敷地面積1万7,721.77平方メートル、鉄筋コンクリート造16階建て1棟、同14階建て1棟。同物件を含め、計1,000戸程度の住宅を供給する予定だという。

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