不動産ニュース / ハウジング

2014/10/6

おちまさと氏プロデュースの子育て応援戸建住宅を完成/大和ハウス工業

「+Child firstの家」外観
「+Child firstの家」外観
子どもが外から帰って来た際、すぐに洗面所に向える設計で、自分で手洗いをできる仕様にした「ステップ収納」も設置
子どもが外から帰って来た際、すぐに洗面所に向える設計で、自分で手洗いをできる仕様にした「ステップ収納」も設置
小さな子供がインターフォンを押しやすいよう一段昇れるステップを用意
小さな子供がインターフォンを押しやすいよう一段昇れるステップを用意

 大和ハウス工業(株)は4日、子育て応援戸建住宅「+Child first(プラスチャイルドファースト)の家」を、埼玉県吉川市の「IKUMACHI(育まち)吉川美南プロジェクト」戸建住宅街区内にグランドオープンした。

 2013年10月より、厚生労働省「イクメンプロジェクト」の推進メンバーである、プロデューサーのおちまさと氏のアイディアを生かし、「子育てのために何もあきらめない、新発想の家づくり」をメインコンセプトに、プロジェクトとして取り組んできたもの。
 子供の安全・健康に配慮した設備提案に加え、子供の成長に合わせて間取りを変更する工夫、夫婦だけの生活も大切にする工夫など、55の“子育てアイディア”を盛り込んだ。
 
 子供が手足の指をドアに挟まないように設計された「フィンガーセーフドア」、角に丸みをもたせた「出隅R壁」など、同社独自のデザインコンセプトのフレンドリーデザインを全11種類採用。これらは子供の安全面を配慮すると同時に、高齢者の安全面を配慮する設計ともなる。

 また、子供が最もケガをしやすい場所の一つである階段手前には、鍵付の仕切り扉を設け、子供が大きくなって階段を使うようになった際も、万が一のことを考え広い踊り場を設けた。さらに、キッチンでは熱風がかからないよう、排気口をなくした食洗機を設置し、風呂場には浴槽への転落を抑止する「チャイルドロック付扉」も採用した。

 そのほか、2階には大人が自分だけの時間を過ごせる空間として、子育てスペースと完全に切り離した、大人のための「セカンドリビング」も設置。また、家事を軽減するロボット掃除機の充電基地を折り戸下部に確保するなど、同氏の自由な発想から生まれたアイテムも新たに取り入れている。

 今後は、同プロジェクト戸建住宅街区で、「+Child firstの家」のアイテムを採用した分譲住宅を建設・販売する予定。併せて戸建住宅「xevo(ジーヴォ)シリーズ」の設計等にも生かしていく。なお、パーツ・仕様変更が必要なものに関しては有料化を検討中だが、価格は未定。

 3日にマスコミ向け発表会で挨拶したおちまさと氏は、「娘が0歳のころよりさまざまな気付きがあり、こういう家があればいいと思い描いていた55のアイディアを、細かいディティールとして生かした。子育て向けといわれないと気付かないくらい、大人でも満足できる家が実現できた」などと語った。

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