大和ハウス工業(株)はこのほど、同社が開発・販売する狭小空間点検ロボット「moogle(モーグル)」が、経済産業省と(一社)日本機械興行連合会が主催する「第6回ロボット大賞」サービスロボット部門で「優秀賞」を受賞したと発表した。住宅業界での「ロボット大賞」受賞は初めて。
「moogle」は、住宅の床下点検・診断作業をはじめ、住宅リフォームの現場調査や簡易耐震調査にも活用することが可能。橋梁など高所の狭い通路や暗い共同溝など、人では動きづらい空間を隅々まで点検することができる。
同社では、2012年より、住宅メーカーや工務店、リフォーム会社、建設会社向けに「moogle」の販売を開始しており、現在全国で約150台が運用されている。
今後は、「moogle」の利用範囲を床下以外の狭小空間で広げるともに、少子高齢社会が求めるロボット技術の開発と普及も目指す考え。