不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/10/29

東京都心Aクラスビル賃料、坪3万円台に回復/三幸エステート

 三幸エステート(株)は29日、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」2014年第3四半期版(7~9月)を公表した。

 東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、基準階貸室面積300坪以上、築年数15年以内)の賃料は3万335円/坪(前期比6.4%上昇)。09年第2四半期以来となる3万円/坪台を回復した。
 空室率は、5.0%(同0.3ポイント低下)で4期連続の改善となったものの、需給バランスの改善自体はペースダウンの兆しがみられる。

 東京都心3区(千代田区、中央区、港区)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)の賃料指数を標準的な大規模ビル賃料単価(共益費を除く)で表した値は、1万7,062円/坪(同7.1%上昇)と改善。16期ぶりに1万7,000円/坪台に回復した。空室率は4.7%(同0.1ポイント低下)と2期連続で需給バランス均衡の目安とされる5%を下回った。

 1994年第1四半期を100とする都心3区の規模別賃料指数は、「大規模」が78(同6ポイント上昇)と大幅に改善する一方、「中型以下」は77と1ポイント上昇にとどまり、「大型」は74で前期と変化がなかった。

 都心3区の賃料対前年変動率は「大規模」が5.9%増、「大型」が5.3%減、「中型以下」5.2%減。「大規模」が3期ぶりにプラスに転じた一方、「大型」は7期ぶり、「中型以下」は3期連続のマイナスとなった。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。