不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/10/30

増収減益。主力の斡旋事業は堅調に推移/アパマンショップHD14年9月期決算

 (株)アパマンショップホールディングスは30日、2014年9月期決算を発表した。

 当期(13年10月1日~14年9月30日)の連結売上高は366億5,500万円(前年同期比変化なし)、営業利益は21億800万円(同8.7%減)、経常利益は14億3,900万円(同2.2%減)、当期純利益は14億8,200万円(同33.0%減)となった。

 主力事業である斡旋事業では、(株)アパマンショップリーシングが運営直営店が契約ベースで89店舗(前年同期比8店舗増)に。また、オーナーから賃貸借契約期間の期日管理および退去後のリフォーム等を手掛ける準管理物件の受託戸数は7万9,613戸になった。
 賃貸斡旋をフランチャイズで展開する賃貸斡旋FC業務((株)アパマンショップネットワークが担当)は、賃貸斡旋加盟契約店舗数が1,132店舗(直営店含む・加盟契約ベース)となり前年同月比で70店舗増加した。また種々のキャンペーン実施やFC加盟店支援強化等が奏功し、セグメント売上高は110億8,800万円(同6.0%増)、営業利益は20億5,000万円(同3.1%増)となった。

 プロパティ・マネジメント事業では、引き続き入居率向上や原価低減策といった収益性に向上への取り組みを強化するとともに関連サービスの拡大にも注力。当期末時点の管理戸数は合計で6万426戸(同749戸増)となり、売上高は236億4,200万円(同0.8%減)、営業利益は10億4,400万円(同1.6%減)だった。

 PI・ファンド事業では、投資不動産業務で同社のグループが保有している不動産の入居率向上および経費削減等により収益性の向上につとめた。なお、中期経営計画に基づき、保有不動産を売却し事業規模を縮小しており、その結果、同セグメントの売上高は18億3,600万円(同5.0%減)、営業損失は800万円(前年同期:営業利益1億1,200万円)となった。

 また、パーキング事業やSOHO事業等を手掛けるその他事業の売上高は6億8,600万円(前年同期比33.6%減)、営業損失は7,700万円(前年同期:営業損失3,900万円)だった。

 次期については売上高387億円、営業利益24億円、経常利益18億円、当期純利益は10億円を見込んでいる。

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