不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/11/5

不動産事業は分譲マンションの売上反動減などで大幅減益/京急電鉄15年3月期第2四半期決算

 京浜急行電鉄(株)は5日、2015年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(14年4月1日~9月30日)連結業績は、営業収益1,459億1,600万円(前年同期比8.4%減)、営業利益143億8,700万円(同5.4%減)、経常利益117億5,700万円(同9.2%減)、当期純利益70億4,300万円(同11.2%減)となった。

 不動産事業は、不動産販売業で、他社と共に港町駅前の分譲マンション「リヴァリエB棟」(川崎市川崎区、総戸数478戸)のほか、「オーベルグランディオ横浜鶴見」(横浜市鶴見区、総戸数193戸)、「ザ・タワー横須賀中央」(神奈川県横須賀市、総戸数297戸)を引き続き販売し、好調に推移。また、同社および京急不動産(株)は、分譲地「京急ニューシティ湘南佐島なぎさの丘」(神奈川県横須賀市、総戸数667戸)などを販売した。
 不動産賃貸業では、品川駅前の「京急第1ビル」をはじめとしたオフィスビルが順調に稼働したほか、駅周辺の利便性向上を図るため、神奈川新町駅前に商業施設を開業。しかしながら前年同期に分譲マンションの売り上げを計上した反動や分譲地販売における売上原価の増加などにより、営業収益は135億8,300万円(同3.9%減)、営業利益は5億6,200万円(同70.7%減)となった。

 通期見込みは、不動産事業等で前回予想を上回る見通しとなったことなどから、営業収益の上方修正を発表し、3,150億円(前回発表比0.3%増)と予想。利益面では、交通事業が増収に加え営業費の減少により増益となる一方、不動産事業が売上原価等営業費の増加により減益となるため、営業利益234億円、経常利益180億円、当期純利益100億円と、前回発表から据え置きのままとした。

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