ハウスコム(株)は5日、2015年3月期第2四半期決算の説明会を開催した。
当期(14年4月1日~9月30日)の営業収益は39億4,100万円(前年同期比6.8%増)、営業利益は1億1,700万円(前年同期:営業損失1億4,400万円)、経常利益は1億2,200万円(同:経常損失9,700万円)、当期純利益は6,300万円(同:当期純損失7,600万円)と、増収増益。営業収益および各利益は上場以来の最高額を達成した。
期初に予定していた8店舗を上期中に出店し、事業拡大の基盤を強化。また、WEBなどへの露出を増やしたことで反響数が6.3%増加した。さらに、現場に権限を移すブロック制を順次導入するといった営業強化や、のれん分けFCの仕組みを構築するなど新市場の開拓をした結果、当期末時点での仲介件数は2万8,876件(前期比1,569件増)、直営店舗数は140店(同7店舗増)、従業員数は872人(同52人)となった。
下期にはさらに2店舗を出店する予定で、通期の営業収益は86億3,700万円(前年同期比4.8%増)、営業利益は4億6,500万円(同38.9%増)、経常利益は7億9,300万円(同7.8%増)、当期純利益は4億2,700万円(同6.2%増)を見込んでいる。
同社代表取締役社長の田村 穂氏は、「消費税率引上げによる駆け込み需要の反動減もみられたが、累計ではほぼ前年並みを維持し、賃貸仲介の需要は底堅さを認識した。下期では追加出店も予定しており、さらな事業規模拡大に努めていく」等と話した。