(株)住宅あんしん保証は、2010年8月に販売を開始した「大規模修繕工事かし保険」の申し込みが、10月時点で1,000件を突破したと発表した。
同保険は、大規模修繕工事業者を対象にしたもの。工事後の瑕疵や欠陥・不具合について工事業者が修補費用を請求できるほか、万が一工事業者が倒産した場合は、発注者である管理組合が保険金を請求できる。
申込件数は、スタート年の10年はわずか22件だったが、11年140件、12年285件、13年401件と伸長。14年もすでに230件となった。この間の保険金支払いは10件、事故相談件数は30件、事業者の倒産は4件だった。
同社は、14年9月の「住宅リフォーム認定団体登録制度」開始により、一定の大規模修繕工事に瑕疵保険加入が義務付けられたことから、大規模修繕工事業者や設計会社、管理組合に対し、同保険の周知をさらに強化していく方針。管理組合向けのガイドブックやDVDを作成し、情報を積極的に発信していく。