不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2014/11/12

不動産再生事業を中心に高付加価値サービスを提供/サンフロンティア不動産

 サンフロンティア不動産(株)は11日、2015年3月期第2四半期決算説明会を開催し、今後の事業展開などを説明した。当期の決算は、5日のニュースを参照。

 上期は不動産再生事業が好調に推移し、売上高は前年同期比で1.7倍、経常利益は同1.4倍となった。通期計画に対する進捗率は売上高が36%、経常利益は63%の水準で進捗した。

 リプランニング事業においては、物件取得競争が激しくなる中、独自のルートを拡充し仕入れを強化した結果、17棟を仕入れた。また、11棟の販売を行ない、9月末時点での在庫は27棟231億円。中期および短期リプライニング物件の仕入れによる在庫の積み上げが寄与し、賃貸ビル事業においては、賃貸収入が前年同期比で2倍に伸長した。

 今後も、都心のオフィスビルを中心に多様なルートを開拓することで積極的な仕入れを展開。併せて、各支店や各サービスの専門部門の力を結集し、「お困りごと解決」の基幹事業と不動産再生事業で、高付加価値のサービス・商品を提供していく方針。

 説明会で同社代表取締役社長の堀口智顕氏は、「業績が好調なのは、さまざまな政策による不動産価格高騰の恩恵もあるが、高い付加価値の創出にこだわってきた結果だと考えている。リプライニング事業における仕入も、10月末時点で7棟、33億円が完了しており、下期の数字も読める。今後は来期を見据え、仕入れの充実、付加価値の創出、人材育成にさらに注力しつつ、堅実な成長を目指す」などと抱負を語った。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。