不動産ニュース / その他

2014/12/25

官民連携の取り組み、国連防災世界会議スタディツアーに選定/積水ハウス

 積水ハウス(株)は22日、宮城県色麻町と行なっている災害に強いまちを目指す取り組みが、「第3回国連防災世界会議」スタディツアーの視察先に選定されたと発表した。

 同会議は、世界各国の代表が国際的な防災戦略を議論するもので、2015年3月に開催される。国連加盟国、国際機関、NGOなどの首脳、閣僚級を含む政府関係者など5,000人以上が参加する予定。

 同社東北工場(宮城県加美郡色麻町)では、契約電力を700kW(一般家庭の約233世帯分)下げることができるため、平時には地域の電力ピークカットに貢献。災害時には、蓄電池、発電機、太陽光発電の3電源から、事務所棟と避難所として活用する建屋に電力を供給する。
 一方、色麻町では、防災・災害情報をまちに集約して、住民や公共施設へ一括配信を行なうため、「地域WiMAX(ワイマックス)」と呼ばれる高速大容量のデータ通信機能を活用。万が一通信手段が途絶えても、まち独自に住民への情報配信が可能となる「災害に強い情報連携システム」を整備している。

 スタディツアーでは、色麻町の「災害に強い情報連携システム」や、同社東北工場が構築する災害時にもエネルギーを確保し官民で活用できる「スマートエネルギーシステム」を紹介するほか、減災・防災のための住宅防災技術等、災害に強いまちを目指した取り組みを紹介する。

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