不動産ニュース / 開発・分譲

2014/12/26

東京・赤羽で独自構法FWS採用した集合住宅が完成/ミサワホーム

「赤羽の集合住宅プロジェクト」建物外観
「赤羽の集合住宅プロジェクト」建物外観

 ミサワホーム(株)は25日、独自構法のFWS(フューチャー・ウッド・システム)が採用された「赤羽の集合住宅プロジェクト」(東京都北区)の完成を発表した。

 同プロジェクトは、防火地域に建築した4階建ての店舗兼共同住宅。敷地面積282.26平方メートル、延床面積599.71平方メートル。超高耐力パネルを使用した壁式構造のFWSを採用している。
 FWSは、同社グループの(株)ミサワホーム総合研究所が中心となり研究開発に取り組んでいる構法。ミサワホームが木質系工業化住宅で使用している木質接着複合パネルをベースに、パネルの合板や枠材を強化するなどの改良を加え、より強度を向上させた超高耐力パネルを採用することにより、木造建築物の大スパン化や中層化などを可能にしている。
 通常の木質系工業化住宅に比べ壁量を約半分にできるため大空間や大開口の確保が可能。将来的なインフィルの更新も容易な点が評価され、採用された。

 超高耐力パネルについては、防火地域で建築するために必要な1時間耐火の国土交通大臣認定も取得しており、今回が木質接着複合パネルによる初の4階建ての耐火建築物となる。
 また、同プロジェクトは、外部の設計者や施工者がミサワホームと連携することで、FWSを採用できる新しい仕組みの提案が評価され、国土交通省の2012年度「木造建築技術先導事業」の採択案件となっている。

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