三菱地所(株)は14日、シンガポールでのオフィスビル開発事業「CapitaGreen」を竣工したと発表した。同社グループによるオフィス開発事業はアジア初。
「CapitaGreen」はシンガポールのビジネス中心地区で、金融機関や法律事務所等が集積するラッフルズプレイスに位置する大規模オフィスビル。東南アジアにおける事業会社である三菱地所アジア社を通じて、キャピタランドグループおよび同社の運営する上場REITキャピタコマーシャル・トラストと共同でプロジェクトを推進してきた。総事業費は約1,270億円。事業比率はキャピタランド50%、キャピタコマーシャル・トラスト40%、三菱地所アジア社10%。
建物は地上40階建てで地上242m。敷地面積は約5,478平方メートル、延床面積は約8万2,000平方メートル。外装の約55%を緑化したほか複数のスカイガーデンを配置。また、省エネ設備を備える等快適・機能性に配慮した仕様とした。すでに複数のグローバル企業の入居が決まっている。