不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/1/15

不動産市況「良い」が94%/ARES調査

 (一社)不動産証券化協会(ARES)は14日、調査協力している「第18回不動産投資短期観測調査」の結果を発表した。調査主体は早稲田大学大学院ファイナンス研究科の川口 有一郎教授と森平 爽一郎教授。調査票を285社に配付し、回答期間である14年11月18日~12月9日に得た回答を集計した。回答社数は68社。

 最近の業況については「良い」が65%、「さほど良くない」が35%となり、「悪い」は0%であった。不動産市況に関しては「良い」が94%、「さほど良くない」が6%、「悪い」は0%。業況、不動産市況共に良いが過半数を超え、特に不動産市況については「良い」が90%超となった。
 半年後の業況については「良い」65%、「さほど良くない」35%、「悪い」0%と最近のものと変わらないが、不動産市況については「良い」85%、「さほど良くない」15%、「悪い」0%とやや悪化の予想となっている。

 不動産の仕入れ価格は、「上昇」92%、「もちあい」8%、「下落」0%。不動産の売却価格は、「上昇」90%、「もちあい」10%、「下落」0%と、不動産市況の改善がうかがえる結果に。

 商業不動産のキャップレート(中央値)については、オフィスビル(Aクラス)では最小が東京「丸の内・大手町」の3.73%、最大が「札幌」の6.05%。賃貸住宅(ワンルーム)では、最小が「麻布・赤坂・青山」の4.50%、最大が「広島」の6.50%となった。

動画でチラ見!

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