不動産ニュース / その他

2015/1/15

閉館ビルを利用し防災訓練を実施/三菱地所

自衛団による消火活動。本来は公設消防隊が利用する屋外採水口を活用する
自衛団による消火活動。本来は公設消防隊が利用する屋外採水口を活用する
什器が転倒した際の負傷者救助活動。備品を利用して救出する
什器が転倒した際の負傷者救助活動。備品を利用して救出する

 三菱地所(株)は15日、再開発により閉館している富士ビル(東京都千代田区)にて防災訓練を実施した。

 阪神・淡路大震災発生から20年を迎えるに当たり、より実践的な防災訓練の実施が目的。同社社員および近隣ビルの勤務者等で構成する丸の内消防団や東京消防庁丸の内消防署、防災ボランティア等約120名が参加した。

 今回の訓練では、阪神・淡路大震災の際に警察・消防をはじめとする行政機関の人員が不足したことを教訓として、自衛消防隊の活動に注目。丸の内消防団のメンバー等が停電状態での救出活動や、屋外採水口を活用した消火訓練等を実施した。また什器の転倒や倒壊を想定しての負傷者救出訓練等も行なった。
 
 同社運営事業部主幹 兼 ビル安全管理室副室長の大庭敏夫氏は、「閉館したビルで実施したことで、厨房消火剤噴射による消火活動などの特別な訓練を実施することができた。改善点を洗い出し、より安心・安全な運営管理につなげていきたい。また、当社が管理しているビル以外とも連携することで地域防災能力を高めていきたい」と話した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。