(株)大京は、沖縄エリアを対象としたマンション空室の有効活用サービス「バケーションレンタル事業」を、3月から開始する。居住者の高齢化や建物の老朽化、マンション空室の増加などに対応する「リ・モデル」事業の第1弾。
同社は、沖縄エリアで約6,000戸のマンションを受託管理しており、このうち賃貸化したものの空室となっているマンションや、所有者の高齢化や老朽化で空き家となっているマンション、セカンドハウス利用で未使用期間が長いリゾートマンションを、ユーザーからサブリース契約でマンションを一括借り上げ、もしくは運営を受託。長期滞在型の定期借家契約で、ホテル代わりに貸し出すことで、所有者の収入安定化を支援する。利用者には、一般入居者同様に、建物維持管理や緊急対応といったグループ各社のサービスを提供する。
国家戦略特区の旅館業法適用除外の認定事業が開始されることで、短期間の定期借家契約が可能になり、さらに空室利用の幅が広がると予想。将来的には家具設置やリフォーム、滞在時のリゾート関連サービス等をグループ企業で提供して、施設の付加価値を高めていく方針。
今後は沖縄エリアに加え、三大都市圏でも事業展開。20年度売上高20億円を目指す。