不動産ニュース / 調査・統計データ

2015/1/30

都区部のマンション購入検討者、価格は高いが「買い」意欲は維持/スタイルアクト調査

 スタイルアクト(株)は30日、第28回「マンション購入に対する意識調査」結果を発表した。同社運営のウェブサイトで、直近3ヵ月間に新築マンションの販売センターを訪れたモニター登録会員を対象に、四半期ごとに行なっている定期意識調査。有効回答数は110。

 それによると、現在の購入価格が「高い(購入を諦めるほど+ためらうほど)」という回答が、全体の55%を占めた。前回調査時よりこの回答の回答率が増加しており、特に購入検討エリアが東京23区の回答者は約6割が「高い」と回答。都区部の価格上昇傾向が顕著であることが分かった。

 1年後のマンション価格が「上がる」と予想したのは全体の約8割で、高水準を維持。購入希望エリアを東京23区と他区に分類すると、東京23区で検討している人はそれ以外に比べ「上がる」との回答が10ポイント近く高かった。上がる根拠として挙げられた理由は、「円安による資材高騰」「都心の不動産の買い手が変化」「外国人が購入」など。

 また、購入意欲が「増している(増している+やや増している)」のは全体の58%と、前回より4ポイントの増加。ここでも、購入検討エリアが東京23区の回答者はそれ以外に比べ、購入意欲が高いことが明らかとなった。

 「なるべく早く購入したほうがいいか」の問いには、東京23区で購入を検討している人の83%が「そう思う+まあそう思う」と回答。今後の価格上昇も見据え、「早く購入したほうがいい」と判断している傾向にあることが分かった。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。