東急不動産ホールディングス(株)は6日、2015年3月期第3四半期決算を公表した。
当期(14年4月1日~12月31日)は連結売上高4,729億7,400万円(前年同期比2.9%増)、営業利益378億5,300万円(同7.6%増)、経常利益293億8,800万円(同9.4%増)、当期純利益149億6,200万円(同69.4%増)。同社は13年10月1日に共同株式移転によって設立したため、前年同期との比較はなし。最終利益の大幅増は、持株会社制移行に伴う少数株主損益の改善等によるもの。
オフィスビルや商業施設などの開発・賃貸を手掛ける都市事業は、新規稼働物件の寄与等により、売上高は1,398億円(前年同期比6.1%増)、営業利益274億円(同11.9%増)の増収増益。空室率は2.5%と低水準を維持している。
住宅事業は、マンション1,015戸(同109戸増)・411億円(同10.8%減)、戸建て91戸(同134戸減)・36億円(同38.9%減)を売上計上。売上高519億円(同1.3%減)、土地の一括売却増加で営業利益18億円(同357.7%増)となった。
なお通期業績については連結売上高7,600億円、営業利益630億円、経常利益510億円、当期純利益250億円を見込む。