住友不動産販売(株)は9日、2015年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(14年4月1日~12月31日)の連結営業収益は482億8,900万円(前年同期比9.7%増)、営業利益89億3,300万円(同2.2%減)、経常利益91億4,100万円(同0.1%増)、当期純利益57億9,300万円(同4.2%増)。最終利益の増加は、復興特別法人税の廃止効果等によるもの。
主力の仲介事業では、取扱件数が2万5,039件(同3.4%減)と減じたが、取扱高は8,005億1,700万円(同12.2%増)、営業収益は388億6,100万円(同5.6%増)と伸びた。ただし、大型案件の原価負担増等で営業利益は101億7,800万円(同1.8%減)にとどまった。
受託販売事業は、首都圏での竣工引き渡しが大幅に増加したことで、取扱件数は2,328件(同38.4%増)、取扱高は933億400万円(同49.7%増)、営業収益は28億4,800万円(同39.8%増)、営業利益は4億9,400万円(同34.0%増)の大幅増収増益となった。
なお通期では、連結営業収益693億円、営業利益168億円、経常利益168億円、当期純利益106億円を見込む。