(株)リロ・ホールディングは10日、2015年3月期第3四半期決算を発表した。
当期(14年4月1日~12月31日)は、連結売上高1,160億8,900万円(前年同期比29.6%増)、営業利益60億4,100万円(同21.2%増)、経常利益67億3,400万円(同17.4%増)、当期純利益43億9,600万円(同17.8%増)。
国内事業の住宅分野では、借上社宅管理業務アウトソーシングサービスにおいて、新規顧客の開拓が進み管理戸数が増加。転勤者の住宅探しや引っ越しをサポートする転居支援サービス「リロネット」の利用件数も増加した。賃貸管理事業については、新規の管理受託が堅調に推移し、収益が伸張。これらの結果、国内事業の営業収益953億7,200万円(同35.0%増)、営業利益56億9,400万円(同16.4%増)を計上した。
海外事業については、赴任者の持ち家を管理する「リロケーションサービス」の管理戸数が前年同期を上回って推移した。海外赴任時の引越取扱件数や海外現地での住宅斡旋件数も増加し、既存事業の業績は伸張。一方、今期新たに取得した北米のサービスアパートメントホテルにおいて、開業当初の費用負担が業績に影響した。結果、営業収益184億3,900万円(同9.4%増)、営業利益10億100万円(同0.1%増)となった。
なお通期については、連結営業収益1,520億円、営業利益84億5,000万円、経常利益93億円、当期純利益58億円を見込む。