不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/2/12

アセットマネジメント事業が好調に推移、増収増益/ケネディクス14年12月期決算

 ケネディクス(株)は10日、2014年12月期決算を発表した。

 当期(14年1月1日~12月31日)は、連結営業収益262億1,200万円(前年同期比16.7%増)、営業利益81億4,700万円(同17.8%増)、経常利益64億600万円(同31.3%増)、当期純利益48億4,400万円(同143.9%増)。

 主力のアセットマネジメント事業は、アセットマネジメントフィーが安定して推移したことに加え、インセンティブフィーやディスポジションフィーが増加し、営業収益86億5,400万円(同19.6%増)、営業利益43億4,700万円(同11.5%増)。不動産投資事業では、不動産売却収入等は減少したものの、不動産売却益や賃貸事業利益の増加等により、営業収益77億1,200万円(同17.9%減)、営業利益16億8,000万円(同28.5%増)を計上した。

 次期は、連結営業収益216億円、営業利益75億円、経常利益67億円、当期純利益60億円を見込む。

 また同社は同日に、長期ビジョンおよび中期経営計画を発表した。長期ビジョン「Kenedix Vision 2025」では、10年後には受託資産残高(AUM)4兆円、グループ時価総額2兆円、ROE15%をイメージ。中期経営計画「Partners in Growth 2017」は(1)アセットマネジメント事業を中心とする安定収益の成長、(2)共同投資を中心とする不動産投資事業の推進、(3)財務の健全性と株主還元の最適なバランスの追及などを基本方針に、ベース利益40億円、3年平均ROE8.0%を目標数値とすることで安定収益の成長と資本効果の向上を目指すことなどを盛り込んだ。

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