フロンティア不動産投資法人(FRI)は13日、埼玉県三郷市にある2つの商業施設「三井ショッピングパークららぽーと新三郷」(共有持分16%)と「コストコホールセール新三郷倉庫店」(底地)の信託受益権の取得を決定した。
「三井ショッピングパークららぽーと新三郷」は、鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地上4階地下1階建て、鉄骨造陸屋根5階建て、鉄骨造陸屋根6階建て。敷地面積8万5,153.29平方メートル、延床面積13万6,161.36平方メートル。建物2階部分がペデストリアンデッキでJR武蔵野線「新三郷」駅と直結。180店舗で構成されており、駅ビルとしての機能も有している。商圏人口は3km圏で10万人、5km圏で30万人。取得予定価格は47億4,000万円。
「コストコホールセール新三郷倉庫店」は、会員制ストア「コストコ」の建物敷地で、敷地面積3万292.76平方メートル。FRIにとっては「コストコホールセール入間倉庫店」(底地)に次ぐ2件目の取得となる。高速自動車道の利用により商圏は北関東から東京都心部まで網羅し、商圏人口は10km圏186万人、20km圏800万人。取得予定価格は38億1,000万円。
2つの施設は、三井不動産(株)が中心となり再開発した商業、住宅、物流施設からなる大規模複合都市「新三郷ららシティ」の中核施設。立地する埼玉県三郷市は、東京都心から約20kmの距離にあり、つくばエクスプレスの開業後には周辺の宅地開発が急速に進んでいる。また、常磐自動車道「三郷」I.C.および東京外環自動車道「外環三郷西」I.C.にも近く、中長期にわたり安定した収益確保が期待できるため、取得するもの。
取得先は、いずれも新三郷デベロップメント・スリー特定目的会社、取得予定日は4月1日。
今回の資産取得でFRIのポートフォリオは32件、取得価格ベースで2,831億3,800万円となる。