UDS(株)は18日、同社が運営等を手掛ける、日本初の農業・食品をテーマに掲げるコワーキングスペース「銀座ファーマーズラボ」(東京都千代田区)を有楽町・東京交通会館6階にオープン。報道陣に公開した。
農業活性化を目的とした銀座・有楽町エリアで消費者と生産者をつなぐ取り組み等を展開する銀座農園(株)とサービスアパートメントやオフィスを手掛ける(株)スペースデザインの共同事業。UDSはこれまでのコワーキングスペース運営等の実績をもとに協力を依頼された。両社とともに企画に携わり、引き続き運営を行なっていく。
JR・東京メトロ「有楽町」駅から徒歩1分に立地。日本の農業を元気にする実践の場を目指し、一次産業従事者や地方自治体、食品メーカーはもちろん、幅広いビジネスユーザーをターゲットとしていく。入居者同士が有機的につながっていくのはもちろん、銀座農園が東京交通会館1階で運営するマルシェにも出店機会を会員価格で提供する。
レセプションには専属コーディネーターが常駐。2名で使用できるブース、5~12名で使用できる5部屋の貸会議室、打ち合せやイベントスペースとして使用できる会員専用ラウンジを備えている。ラウンジ全体を貸し切ることも可能。
内装は、農場の納屋をイメージした素材や食用の観葉植物、可動式のキッチンなどを設置し、「農」や「食」を喚起するようなデザインとし、コミュニケーションが生まれやすく対話が盛り上がる空間に仕上げた。
賃料はラウンジ会員Aプラン(定員1名) 3万3,000円、ラウンジ会員Bプラン(定員2名)3万8,000円、ブース会員(定員2名)9万円~。本格募集はこれからだが、飲食関係者からすでに高い反響を得ているほか、ブースの一部の利用者が決定している。
当日はオープニングイベントとして、地域活性化を目的に、農業の6次産業化に取り組み、これからのアグリビジネスを牽引する、地域活性や地方創生の事例を多数手掛ける6次産業化プランナーの天野良英氏と、山口県周防大島にIターン移住し、カフェとギャラリーを併設したジャム専門店「瀬戸内ジャムズガーデン」をオープン、地域活性・6次産業化に取り組む松嶋匡史氏をゲストに招き、トークイベントを開催した。
今後も各種イベントを企画しているほか、SNSやブログ、ラジオといった専門メディアを通じて情報発信できる機会を提供していく。