不動産ニュース / 開発・分譲

2015/2/23

女性主体の商品開発PJが3プランをプレゼン。15年度にも商品化/リスト

プレゼンの様子。リストグループ、昭和女子大学、協力企業による産学混成の3つのユニットが、1年間かけ商品企画を考えた
プレゼンの様子。リストグループ、昭和女子大学、協力企業による産学混成の3つのユニットが、1年間かけ商品企画を考えた

 リスト(株)は20日、女性主体の商品開発プロジェクト「MIRAI図」による公開最終プレゼンテーションを開催した。

 同プロジェクトは、リストグループ、昭和女子大学、LIXILグループや東京ガス(株)など協力企業5社が参画して2014年1月に発足した産学共同プロジェクト。女性の社会進出が加速する中で課題となっている「共働き世帯の子育て」「住まいの中での家事のあり方」「共働き世帯のコミュニティのあり方」などを考慮した住まいのあり方を、「女性の視点」で考えるのが目的。

 リストグループから女性社員10名、昭和女子大学から教授4名と生徒11名、協力企業各社から女性社員1名ずつが参加。3つのユニットに分かれ、商品企画を考えた。子育て中の女性も参加し、リストも商品企画部隊以外の社員をメインで登用するなど、できるだけ実際のユーザー目線が反映されるよう考慮した。

 各ユニットはユーザーアンケート、他社事例調査などを行ないながら、月に1回小プレゼンテーションを実施、1年間かけ企画のブラッシュアップを行なってきた。最終プレゼンテーションでは、各ユニット15分間の時間内に、それぞれの商品企画の意図や企画立案の経緯、その特徴・効果などを関係者にアピールした。

 今回提案されたのは、(1)共用廊下の土間やカフェ、外部貸し出しも可能な共用スペース等を介し住民間のコミュニティを促し、夫の家事参加を促す間取りを提案する「スマイルマミー」、(2)建売住宅にDIYカスタマイズの仕組みを持ち込んだ「LaSeek(ラシーク)」、(3)30歳代の共働き夫婦をコアターゲットに、家事の効率化とユーティリティを向上させた建売住宅と、コミュニティを促すランドプラン、コミュニティ支援活動をパッケージして提案する「Rakurasu(ラクラス)」。いずれも、具体的な間取りやコミュニティ活動に必要なコストの算定なども提案し、実際の商品企画に反映できるよう配慮したものとなった。

 リストグループは、3つの商品企画をさらにブラッシュアップした上で、15~16年に供給する分譲住宅で採用していく方針。

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