（株）Rバンクは24日、「DIYできる賃貸」プロジェクトの一環として、内装の一部をリノベーションした東京都杉並区の戸建住宅を公開した。
同プロジェクトは、一定の条件をもとに、物件の内装を改装することを貸し主が了承し、入居者が壁や床などを自由に改装できるというもの。2年前から事業を開始していた。
同物件は、東京メトロ丸ノ内線「新高円寺」駅徒歩約12分、京王井の頭線「永福町」徒歩22分に位置する、築46年の木造2階建て。建物面積は、1階が55平方メートル、2階が26平方メートル。キッチン、トイレ、洗面台などの水回り設備は刷新。各居室の壁はプラスターボード仕上げとし、床材は構造用合板の下地材の状態で賃貸する。設備や構造に関わる部分以外は、入居者が自由にリノベーションできる。賃料は17万5,000円。
DIYに関しては、事前に申請書を提出する。承認を得たものに関しては原状回復が不要。現地での施工レクチャーやコーディネーター相談など、DIY初心者にも安心な「助っ人サービス」（8万・15万円の2プラン）も設けている。
これまで実施済みのDIY賃貸プロジェクト「calme西荻窪201号室」（東京都杉並区）と「太陽荘103号室」（東京都新宿区）については、募集開始から1～2週間で入居者が決定。同築年数の周辺賃貸物件と比較して、1～2割高い賃料で成約している。
同物件は、22日より内覧会を実施しており、5件の内見予約が入っている。同社は、今年中に10プロジェクト100戸以上のDIY賃貸物件を商品化する考え。
