不動産ニュース / 開発・分譲

2015/2/26

横浜・戸塚にサ付き住宅。MEMS活用した見守りシステム導入/東京建物、日立UI

サ付き住宅「グレイプスフェリシティ戸塚」外観
サ付き住宅「グレイプスフェリシティ戸塚」外観
併設されている通所介護事業所(デイサービス)
併設されている通所介護事業所(デイサービス)
39.32平方メートル、2DKタイプのモデルルーム
39.32平方メートル、2DKタイプのモデルルーム

 東京建物(株)と(株)日立アーバンインベストメント(以下、日立UI)は3月1日に、サービス付き高齢者向け住宅「グレイプスフェリシティ戸塚」(横浜市戸塚区、総戸数97戸)をオープンする。

 JR東海道本線ほか、横浜市営地下鉄ブルーライン「戸塚」駅徒歩15分、横浜市営地下鉄「舞岡」駅徒歩12分。日立グループ企業の社員寮跡地の再開発で、土地建物を東京建物と日立UIが共同所有し、東京建物不動産販売(株)がマスターリースして転貸するというスキーム。東京建物と日立UIの共同事業は、同物件が初。なお、管理運営、サービス提供業務は介護事業を展開する(株)ツクイに委託する。

 訪問介護事業所、居宅介護支援事業所、通所介護事業所(デイサービス)を併設。コンシェルジュが常駐し、入居者個別のニーズに合った最適なサポートプランを提案、提供する。また(株)日立製作所が開発したMEMS(Manshion Energy Management System=マンションエネルギー管理システム)を活用した見守りシステムを採用。住戸内での電力・水道使用量、温湿度情報、在室・不在情報などを収集・分析し、入居者に異変が発生したと推測される場合に、入居者本人、家族、介護スタッフに通知する。さらに入居者本人が持つタグを認証してエントランスのドアを制御するシステムも導入し、入居者の見守りを行なう。

 住戸は、広い部屋を求めるニーズや二人入居の要望など多様なニーズに応えるために、約半数を1R、残りの半数を1LDK、2DK、2LDKという構成とした上で、24タイプのバラエティに富む間取りを用意した。専有面積は、19.08~62.02平方メートル。

 月額賃料は7万4,000~26万5,000円、月額管理費は1万6,500~2万1,500円。建物内の厨房にて手作りで提供する食費は3食30日摂取した場合で4万8,600円。

 1月27日より申込受付を開始しており、現在までに22戸で入居の申し込みを受けており、南向きの50~60平方メートルの2LDKについては、申込受付初日に全戸申し込みがあったという。

 東京建物(株)住宅賃貸事業部長の加藤久利氏は、「今回、日立グループが開発したMEMSを活用しての見守りサービスを初導入した。これからも次世代型サ付き住宅を目指し、少しずつ新しいものを取り入れていきたい」と語った。

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