不動産ニュース / 開発・分譲

2015/3/6

宮城・東松島にマイクログリッド導入した防災エコタウン/積水ハウス

システムの概要
システムの概要

 積水ハウス(株)は、宮城県東松島市と共同で、日本初のマイクログリッドによる電力供給を行なう「東松島防災エコタウン」の整備を進める。まちびらきは、2015年8月の予定。

 「東松島スマートエコタウン」は、同市内柳の目北地区に、住宅・公園緑地・防砂調整池などを整備するもの。整備面積は、約3ha。戸建住宅70戸、集合住宅15戸の災害公営住宅を建設する。

 マイクログリッドとは、既存の発電所からの電力のほとんど依存せずにエネルギーの供給源と消費施設を持つ小規模なエネルギー・ネットワークのこと。東松島スマート防災エコタウンでは、災害公営住宅と病院、公共施設等を結ぶ自営線によるマイクログリッドを構築し、太陽光発電470kWを持つ自衛線特定規模電気事業者がCEMSにより最適制御しながら電気供給を行なう。敷地を超えてエネルギーを相互融通し、太陽光発電で年間256t-CO2の二酸化炭素排出を削減。エリア内でのエネルギー地産地消を実現する。

 また、系統電力が遮断した場合も、同タウン系統内の太陽光発電を蓄電池を用いて安定化させ、大型のバイオディーゼル発電機と組み合わせることで、3日間は通常の電力供給を維持することができる。

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