(株)長谷工コーポレーションは9日、マンションの新たな耐震補強工法として開発を進めてきた「柱増打ち補強工法」が、(株)東京建築検査機構の評定を獲得したと発表した。
同工法は、マンションの開放廊下もしくはバルコニーに面する柱の外側に鉄筋コンクリートを増し打ちし、柱の厚みを増すことで地震時の柱の変型を抑えるもの。住戸内の工事が不要なため居住者が住みながら工事できること、外付け耐震補強等と比べ安価に施工できること、すでに開発済みの「後施工部分スリットによる柱の耐震補強工事」と組み合わせることでさらに耐震性を引き上げることができる、といったメリットを持つ。
今回の認定取得で、耐震工法としての仕様が妥当と認められたことになり、今後はマンション再生事業部を通じ、積極的に提案していく方針。