(公財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、2015年2月度の首都圏不動産流通市場の動向を発表した。
同月の首都圏中古マンション成約件数は3,292件(前年同月比0.6%減)と11ヵ月連続の減少となったが、減少率は大幅に縮小した。都県別でも、東京都のみ1,572件(同4.1%減)と減じたが、埼玉県417件(同0.7%増)、千葉県445件(同2.8%増)、神奈川県858件(同4.1%増)と、いずれも増加した。
1平方メートル当たりの平均成約単価は45万円(同8.0%上昇)と、26ヵ月連続で上昇。平均成約価格も2,926万円(同8.7%上昇)となった。新規登録件数は1万3,982件(同2.8%増)と、2ヵ月連続の増加。在庫件数は3万4,065件(同7.0%減)と、25ヵ月連続で減少している。
また、中古戸建ての成約件数は1,046件(同6.3%増)と、13ヵ月ぶりの増加。平均成約価格は3,173万円(同5.3%上昇)と、4ヵ月連続の上昇となった。