不動産ニュース / 開発・分譲

2015/3/10

BCP対策を強化。秋葉原のオフィスビル竣工/伊藤忠都市開発・伊藤忠商事・三菱地所

「フロントプレイス秋葉原」外観
「フロントプレイス秋葉原」外観

 伊藤忠都市開発(株)、伊藤忠商事(株)、三菱地所(株)は10日、東京都千代田区で3社初の共同事業として開発を進めてきたオフィスビル「フロントプレイス秋葉原」を竣工した。

 JR線「秋葉原」駅、東京メトロ銀座線「末広町」駅、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅、東京メトロ丸ノ内線「淡路町」駅等に近接。7駅10路線を利用可能な交通利便性に優れた立地。敷地面積998.16平方メートル、延床面積6,481.04平方メートル。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造)地上7階地下1階。

 壁柱制震構造を採用、柱型の制約をなくし、自由度の高いオフィスフロアを実現した。基準階フロアは、貸付有効面積約230坪、天井高2.8mを確保。また、専有部だけでなく共用部にも主照明にLED照明を設置した他、自動調光システムを採用するなど、環境と省エネに配慮した設計とした。CASBEEのAランクの取得も予定している。

 さらに、BCP(緊急時における事業継続計画)対応として、停電時に備え2回線受電を採用。災害時におけるビル共用の非常用発電機から共用部への連続48時間以上の給電を実現。テナント用の非常用発電スペースも用意した。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。