不動産ニュース / 開発・分譲

2015/3/20

竹芝地区の複合開発が国家戦略特区の特定事業で総理大臣認定/東急不動産、鹿島建設

計画建物のイメージ。竹芝埠頭の海、浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園の緑に囲まれている
計画建物のイメージ。竹芝埠頭の海、浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園の緑に囲まれている
完成予想パース
完成予想パース

 東急不動産(株)と鹿島建設(株)は20日、東京都港区海岸で進めている開発計画が、国家戦略特別区域計画の特定事業として内閣総理大臣認定を受けたと発表した。

 竹芝地区に所在する都有地を期間70年の定期借地権で借り受け、国際競争力の高いビジネス拠点を整備するプロジェクト。事業主体は、東急不動産と鹿島建設が、同プロジェクト推進のために設立した事業会社である(株)アルベログランデ。

 東京都が設置している展示施設「都立産業貿易センター浜松町館」を建て替え、官民合築・連携による一体的整備を進める。また、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科と提携し、国内外トップ大学との共同研究機関を施設内に設置するほか、コンテンツ産業の拠点となる「CiP(コンテンツ・イノベーション・プログラム協議会)」を4月に設立し、運営していく計画。
 
 地上39階地下2階の「A街区(業務棟)」(敷地面積約1万2,200平方メートル)と、地上21階の「B街区(住宅棟)」(同3,400平方メートル)からなる。業務棟は、事務所、店舗、コンテンツ関連施設、新産業貿易センター等、B街区は住宅、サービスアパートメント、子育て支援施設等で構成。

 併せて、「浜松町」駅から計画地を通り竹芝埠頭までを直結する歩行者デッキの整備も実施し、歩行者ネットワークの強化を図る。

 工事期間は2015~19年度の予定。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。