(株)コスモスイニシアは23日、同社が幹事会員となっている慶應義塾大学SFC研究所シェアタウン・コンソーシアム(代表:玉村雅敏総合政策学部准教授)に行政会員として茨城県笠間市が参画すると発表。笠間市の特色を活かした「シェアタウン構想」を検討していくとし、その一環としてコミュニティ活動や研究開発等の拠点となる「シェアタウン笠間ベース(仮称)」を構築していく。
同コンソーシアムでは、人口減少や高齢化に直面する一方、インフラの老朽化等により、多様な価値観を持つ生活者に対する公共サービス展開は限界を迎えているとの認識から、都心と地方都市にある「まち(タウン)の資源」を「共有(シェア)」できるようにする地域拠点や社会システムを企業と自治体、地域団体や大学が連携して構築し、自治体の特性にあわせた効果的な活用策を検討することで、地域の課題解決や活性化させる取り組みを行なっている。
笠間市との連携によるプロジェクトにおいては、「シェアタウン笠間ベース(仮称)」を新しい社会インフラのモデルとして位置付け、笠間市の魅力や価値を活かす拠点や地域連携、持続性のあるインフラの運営形態等を検討し、地方自治体と都心を結ぶ一つのモデルとして検討していく考え。