(独)都市再生機構(UR都市機構)東日本賃貸住宅本部と日産自動車(株)は23日、両者で連携し、UR賃貸住宅「左近山団地」(横浜市旭区)において、超小型モビリティ認定を受けた電気自動車「日産ニューモビリティコンセプト」(超小型EV)を活用したカーシェアリングの実証実験に取り組むと発表した。郊外型大規模住宅団体におけるカーシェアリングは全国初の取り組みとなる。
両者は団地活性化方策と超小型EVの活用可能性を探るため、2013年度からUR賃貸住宅団地に超小型EVを試行導入し、団地の狭い通路での走行優位性や近距離移動での利便性等を検証してきた。
15年度は、これまでの取り組みを踏まえ、郊外型大規模団地およびその周辺に住む人を対象に超小型EVのカーシェアリング(有料)の実証実験を通じて最寄駅までのバス便を補完する新たな交通手段としての可能性や、地域活性化に資する活動について検証することとなった。
実施地域は、「左近山団地」を中心とした地域(半径5km圏内を想定)で、実施期間は15年3月23日~16年3月31日。導入台数は5台で、貸出時間は7:30~19:30。
最初の20分は無料で、以後20分ごとに200円。利用には、日産が主催する安全運転講習に参加する等の規約がある。