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2015/4/1

不動産各社で入社式

 新年度を迎えた1日、不動産各社が新入社員を迎え、入社式を執り行なった。
 各社入社式での社長挨拶の要旨は、以下の通り(順不同、敬称略)。

■三井不動産(株)代表取締役社長 菰田正信氏
■三菱地所(株)取締役社長 杉山博孝氏
■住友不動産(株)代表取締役社長 仁島浩順氏
■野村不動産ホールディングス(株)取締役社長 中井 加明三氏
■東京建物(株)代表取締役社長 佐久間 一氏
■(株)大京代表執行役社長 山口 陽氏
■(株)長谷工コーポレーション代表取締役社長 辻 範明氏
■森ビル(株)代表取締役社長 辻 慎吾氏
■三井不動産リアルティ(株)代表取締役社長 山代裕彦氏
■三菱地所レジデンス(株)取締役社長 小野真路氏
■住友不動産販売(株)代表取締役社長 田中俊和氏
■東京建物不動産販売(株)代表取締役社長 種橋牧夫氏
■大和ハウス工業(株)代表取締役社長 大野直竹氏
■積水化学工業(株)代表取締役社長  髙下貞二氏
■三井ホーム(株)代表取締役社長 市川俊英氏
■積水ハウス(株)代表取締役社長 阿部俊則氏
■森トラスト(株)代表取締役社長 森 章氏

■三井不動産(株)代表取締役社長 菰田正信氏

 三井不動産グループは、日本の経済・社会の発展とともに進化し、その時代の「パラダイムの転換」を捉え、新たな「価値」を創造してきました。価値創造に果敢にチャレンジし、常に自らのビジネスをイノベーションし続けることが、当社グループのDNAとなっています。

 当社グループのコーポレートステートメントである「都市に豊かさと潤いを」は、人が暮らし、働き、憩う「都市」を豊かで潤いのあるものにするという強い意思を示したものです。都市の魅力の高まりは、グローバル化が進んだ現代において、世界中から人材や資金、情報を集め、日本経済の活性化にも大きく貢献することになり、当社が担う役割は、その社会的な意義が大きなものとなっています。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催は絶好の機会であり、当社グループの街づくりの魅力を世界に発信していきたいと考えています。

 また、グループビジョンで示す「&マークの理念」は、多様な価値観を「どちらか」「OR」ということで選択するのではなく、「どちらも」「&」として両立・共存させようというものです。多様性を受け入れ、常識的には価値観の対立するものでも、その相克を乗り越えて共存・共生させ、新たな世界を切り開いていくことを、経営の理念に据えているのです。例えば、日本橋では「残しながら・蘇らせながら・創っていく」を街づくりのコンセプトとし、「時の記憶」と「最新鋭のテクノロジー」を融合させて、新たな価値を生み出していくことを目指しています。

 日本の経済・社会がますます成熟化し、経済のグローバル化も進む時代において、劇的に変化する社会のニーズに対応して、新たな価値創造をしていくためには、この思想は非常に重要です。

 入社にあたり、皆さんに期待すること、心掛けていただきたいことは、以下の5点です。

 まず「自立した個人」になること。「自立した個人」として「会社のビジョン」に「自らの志」を重ねあわせ「自己実現」を果たしてください。

 二つ目は、「幅広い視野を持つ」こと。社会や経済の激しい変化のなかで、自らの可能性を最大限に伸ばしていくためには、「好奇心」や「ネットワーク力」、価値ある情報を選び取る「感性」が必要です。社内外・世代を問わず、「人との交流」「出会い」を大切にし、物事を見る視野・人間の幅を「外向き」志向で広げてください。特に「グローバルなセンス」は必要不可欠です。必修としている海外研修などを前向きに活かしていただきたいと思います。

 三つ目は、「チャレンジスピリット」。仕事をしていくうえで、様々な困難に直面することがあります。そういう時こそ、当社グループのDNAであるチャレンジスピリットを発揮していただきたいと思います。

 四つ目は、「健全な心身を保つ」こと。常に心と体の健康を保てるよう、十分な自己管理を心掛けてください。心の健康を保つ秘訣のひとつは、何でも相談できる友人を持つということです。頼れる同期を大事にしていってください。

 そして最後は、「社会人としてのコモンセンスを持つ」こと。世の中の不祥事のほとんどは、常識の欠如に起因するものです。「コモンセンス」がしっかりしていれば、ごく自然にコンプライアンスの態勢がとれるはずです。

 不動産業は、社会的意義が大きく、人々に夢と感動を与えられる産業です。三井不動産グループが、魅力あふれる企業グループであり続け、また今後もたくましく成長していけるよう、共に頑張りましょう。

■三菱地所(株)取締役社長 杉山博孝氏

 当社には、時代が移り変わっても「守るべき」我々の原点、三菱三綱領(所期奉公・処事光明・立業貿易)がある。英語に直せば、それぞれpublic、fair、global だ。その中で、当社グループの基本使命「まちづくりを通じて社会に貢献する」は全ての社員に求められており、デベロッパーは大切な「社会の資産」を扱い事業を行っていることを心に留めておいて欲しい。

 2011年度より当社グループの10年後のあるべき姿を掲げた中長期経営計画「BREAKTHROUGH2020」を進めている。この「BREAKTHROUGH」
という言葉には、従来のやり方を踏襲するだけではなく、斬新な発想をもって困難な環境を打破し、飛躍的な進歩を遂げていこうという想いが込められている。2020年に向け、皆さんの若い力や発想が当社グループの原動力になることを期待している。

 本日から当社グループの一員として仕事に取り組む上で、次の4点を大切にしてほしい。

 インテグリティ・コンプライアンス:我々の仕事は様々な人達と信頼関係を築けるかが重要である。日々の仕事の中で誠実な行動を心がけ、どのような人からも信頼される社会人になってほしい。

 チャレンジ志向・イノベーティブ:当社は日本で初めてオフィス街を創ったようにチャレンジを続けてきた会社であり、常にチャレンジを続ける気持ちを持って仕事に取り組んで欲しい。新しいことや大きいことだけではなく、日々の仕事の中でもチャレンジ出来ることがあり、意識して仕事を進めてほしい。

 グローバル:当社のグローバル事業は経営の大きな柱である。海外に進出するグローバルだけではなく、日本に海外から人を呼び込むグローバルも重要であり、様々な取り組みを行っている。どんな仕事の中でもグローバルに通じる部分があり、心がけて仕事に取り組んで欲しい。

 アズワンチーム:当社グループの事業は、チームワークが必要であるが、仲良く仕事をするばかりではなく、議論を通じてお互い切磋琢磨する関係を築いて欲しい。

 仕事を進めていく上では、相手の想いを感じとる「人間力」が最も大切だ。当社は、想いを持って仕事に取り組めばそれを達成できる会社だと信じている。無駄な経験は一つもないため、ぜひ想いを忘れずに、日々自らの可能性を試して欲しい。

■住友不動産(株)代表取締役社長 仁島浩順氏

 当社グループは、「第六次中期経営計画」の最終年度を迎えております。足元の業績は、景況感の改善や低金利継続などが追い風となり、目標に掲げた最高業績更新を2年連続で達成できる見込みです。最終年度となる今期も、3ヵ年合計の目標を着実に達成し、六次中計を成功裡に終わらせるとともに、その後の「持続的成長」を目指すべく、全社一丸なって取り組んでいるところです。

 皆さんには、1万人を超える当社グループの成長力を支える人材として大いに期待しております。時代や前提条件は常に変わります。前例踏襲、コピーアンドペーストはもはや通用しません。過去の経験や実績に安住せず、常に白紙からものを考えることが肝要です。自分の頭で考え、自分の言葉で書く、語る、ということ。是非これを肝に銘じ実践していただきたい。当社のモットーである「快活な気風」で、これから一緒に頑張ってまいりましょう。

■野村不動産ホールディングス(株)取締役社長 中井 加明三氏

 野村不動産グループは、まだまだ成熟していない、これから新たな展開を切り開き更なる成長に向け、動き始めた企業グループです。

 少子高齢化やグローバル化、顧客ニーズの多様化等、社会は大きく変化し、続けています。その環境変化に対して、当社グループは、絶えず新しい挑戦と変革を追求し、高い価値を創造し、続けていかなければなりません。そのために、重要なことが3つあります。

 まずは、野村不動産グループのDNAとしてある顧客志向という事です。このことは皆さんがこれから働く上で、常に行動の原点にして下さい。

 第二に、チャレンジ精神です。既存の考え方や手法に固執せず、新しい事に挑戦していく事を常に心掛けて下さい。

 最後は、グループが有機的に連携する総合力です。当社グループの業務は多岐に渡っていますが、それぞれの分野において、ノウハウを共有し活用することで、新たな変革・価値を創出していかなければなりません。その実践力こそが当社のグループ経営の最大の強みなのです。

 本日から同期となった皆さんが、会社・部門の枠を超えて結束し、将来において、グループシナジーの原動力となる事を期待しています。

 当社グループでは、一昨年からダイバーシティプロジェクトを推進しています。多様性を認め合える企業風土の醸成が目的です。年齢や性別、国籍、キャリアの違いを越えて、能力によって人が評価される企業、いろんな考え方を持った社員が、それぞれに個性を発揮して、生き生きと働いているワクワクした企業グループをみんなで創り上げようとしているのです。皆さんも目指すべき方向を十分に理解して、新しいスタートを切って頂きたいと思います。

■東京建物(株)代表取締役社長 佐久間 一氏

 当社が設立されたのは明治29年10月1日ですので、今年で119年目を迎えますが、大切なことはその歴史の長さではなく、創立者である安田善次郎が旨とした“進取の精神”を持ち続けることです。皆さんも、当社の一員として新しいことにチャレンジすることを忘れないで下さい。

 次に、私が社長就任以来、常に社員に伝えていること、すなわち「総合力の発揮」「現場主義」「スピード」の3点についてです。

 まず「総合力の発揮」とは、常にチームワークを心掛けて仕事に取り組むと同時に、一つ上の立場や目線に立って全体最適を考えて欲しいと思います。東京建物グループとしての成果を意識し、社会にどのように貢献できるかという視点を大切にしてください。

 次に「現場主義」です。お客様第一主義とも言えますが、我々はプロとして、お客様から「東京建物はここまで考えているのか」とお客様の期待を超えて感じて頂けるようなモノづくりやサービスのレベルを目指すようにして下さい。

 3つ目が「スピード」です。これからの日本経済や当社を取り巻く状況は、間違いなくこれまで以上のスピードで変化していきます。その流れをスピーディに的確にとらえ、失敗を恐れずチャレンジしてください。以上、3点を良く理解して、仕事に取り組んで欲しいと思います。

 最後に、健康管理には自分で責任を持ち、くれぐれも留意するように気をつけてください。そして、皆さんの成長が当社発展の力となることを期待しています。以上を人生の先輩として皆さんにお願いし、私からの祝辞といたします。

■(株)大京代表執行役社長 山口 陽氏

 本日、新入社員144名の皆さんを大京グループに迎えることができ、大変嬉しく思います。皆さんは今日から大京グループでの新生活が始まりす。本日は、私の経験を踏まえ皆さんに激励の言葉を贈りたいと思います。

 まず、大京グループを取り巻く環境についてお話しします。

 足元の日本経済は、昨年10~12月期の GDP が 3四半期ぶりにプラスとなりました。不動産市場においても、建築費の高騰や人手不足など問題はありますが、オフィスビルの賃料上昇、売買市場の回復傾向など、久方ぶりの楽観論が広がっています。そうした中、3年目を迎えたアベノミクスは企業の賃上げを促すだけではなく、規制改革など企業の生産性を高める環境を整備し、景気の好循環を生み出そうとしています。また、超高齢化社会を迎える中、地方創生により東京一極集中の是正と地方の活性化を進める一方、海外からの企業や人材を呼び込むために国際競争力を強化しようとしています。

 こうした事業環境の下、大京グループの社会的役割は大きく、ビジネスの幅は今後ますます広がっていくと考えています。そして大京グループの経営理念である「私たちは、グループの力をあわせ、あらゆるライフステージに応える住まいとサービスを提供し、『住文化』の未来を創造していきます」を実現するため、「住まうこと」を広義に捉え、グループ一体となって「住文化」を創造し、地域社会やコミュニティを含めたお客さまの「お困りごと」を解決する生活環境創造企業でありたいと考えています。

 次に入社にあたって、皆さんに期待すること、心掛けていただきたいことを三つお話します。

 一つめは「組織の枠組みを越え、同じグループの仲間として共に成長してほしい」ということです。

 現在、国内の住宅ストックは世帯数を大きく上回り、住宅ストックの約13.5%、820万戸が「空き家」となっています。「空き家」はオーナーのみならず、行政にとっても負担となり、その地域の治安が乱れる原因とも言われています。また、築30年以上を経過したマンションは170万戸を超え、建替えを余儀なくされる建物が増えています。さらに600万戸のマンションストックでは世帯主の50%が60歳以上になっており、管理組合の運営にも影響が出始めています。

 このような「空き家」「建物の老朽化」「高齢化」などの社会問題を解決するためには、会社や部署といった組織の枠組みを越えたグループ一体の活発なコミュニケーションが不可欠です。皆さんは、大京グループの開発事業、マンション・ビル管理事業、流通事業、工事事業の各分野で業務を担当していただきますが、互いに情報を共有し、互いの業務に対する理解があって、はじめて解決できることがたくさんあります。ぜひ皆さんには組織の枠組みを越えた同じグループの仲間として、互いに切磋琢磨して成長していただきたいと思います。

 二つめは「機会をただ待つのではなく、自らチャレンジしてほしい」ということです。

 昨年、当社は課題であった「財務基盤の強化」と「収益基盤の安定化」を果たし、JCR(日本格付研究所)の長期格付で「Aマイナス」の高い評価を得ることができました。財務体質が改善するとその企業が良く見えますが、それはあくまでも短期的な見方によるものです。中長期的な視点で企業を強くし、より競争力を高めるためには「人づくり」しかありません。

 世の中は私たちが考えるよりもはるかに速いスピードで変化しています。若い皆さんは時代の変化を感じとり、俊敏にまた柔軟に対応する習慣ができていると思いますが、大京グループも新たなビジネスを模索し、新機軸を打ち出さなくてはなりません。当社は社員発信のイノベーションを創出するために、中堅社員対象の「大京ネクサスアカデミー(DNA)」や幹部社員対象の「リーダーズ」といった社内研修を実施しており、メンバーには今後の大京グループをテーマとする提案をしてもらっています。皆さんにもこれから様々な成長の機会を提供してまいりますが、その機会をどう活かすかは皆さん次第です。機会を与えられるのをただ待つのではなく、自らが成長したいという思いを持って、いろいろなことにチャレンジしていただきたいと思います。

 三つめは「お客さまの声に真摯に向き合い、失敗を糧に成長してほしい」ということです。

 上場企業は利益成長を株主から求められています。「儲ける」という文字は「信じる者」と書き、「信」は信用、信頼などの熟語として使われます。そのため、儲けようとして儲けるのではなく、お客さまに信じてもらえるように努力を続ければ、おのずと利益がついてくると思います。お客さまのことを考えずに利益第一主義の企業は、ステークホルダーから必ず見放され、やがて衰退していくでしょう。

 私たちのような「B to C」を中心業務とする企業は、お客さまの信頼という貯金を積み上げる努力が必要です。「約束を守る」「言ったことを実行する」といった、言わば人として当たり前の行動が重要です。私は「技術より姿勢、商いの方法より商いの道が重要である」と上位者から教わりました。テクニカルに対応できる能力も必要でしょうが、私は日頃よりオーソドックスに考え、行動しているつもりです。「悪いことは悪い」、「良いことは良い」。当たり前のことを当たり前にできることが重要なのです。

 私が入社してから今日まで育ててくださったのは上司や先輩であることはもちろんですが、もっと厳しくもっと温かく接して指導教育をしてくださったのはお客さまやお取引先だったと思います。「失敗して叱られ、恥をかき、悔しい思いをしたからこそ、二度と同じ過ちを繰り返さないように努力すること」が成長の糧になったと思っています。人の信頼を得る仕事をすることは大変難しく努力が必要です。皆さんがお客さまの声に真摯に向き合い、失敗を糧に成長し、多くの方々から信頼される人財になられることを期待しています。

 今日がスタートです。皆さん一人ひとりが進化し、新たな時代へ踏み出してください。そして、グループ一体となって、お客さまの満足度を更に高め、様々な場面や事業でお客さまに選び続けていただける「新しい大京グループ」を一緒に作り上げていきましょう。

 最後になりますが、心身ともに健康を保ち、知識だけではなく、謙虚さや感謝の気持ちといった人間力にも磨きをかけ、心技体のバランスのとれた社会人になっていただけることを祈念し、お祝いの言葉といたします。

■(株)長谷工コーポレーション代表取締役社長 辻 範明氏

 今期は中期経営計画の2年目にあたり、前期の好調さを持続させなければいけない重要な年になると認識して頂きたいと思います。当社も含めた建設・不動産業界は、東日本大震災からの復興や東京五輪に向けての開発事業など、全体的に好調になっています。但し、中長期的には厳しい事業環境が待ち受けていることも確かですので、長谷工グループの事業構造を変化させていかなければなりません。

 新入社員の皆さんには、先輩社員と共に自分自身の未来を自分たちで切り拓いて行くチャンスがあるということですから、是非とも臆する事なく、積極的にチャレンジし、前向きに明るく社会人としてのスタートを切っていただきたいと思います。

 長谷工グループは、40数年前からマンション建設とその周辺事業に特化しているという、非常に特色のある建設会社としてやってきました。分譲マンションを作りつづけ、年内には施工戸数が57万戸を超えます。これは、日本の分譲マンションのおおよそ10分の1に相当し、首都圏・近畿圏においてはここ数年30%に近いシェアになっています。まさにマンションのトップメーカーです。

 我々はこれから、この実績をもとにして事業をもっと深化させていく道のりを選んでいるわけですが、都市に居住する生活者を対象とするBtoCの事業をこれまで以上に伸ばしていきたいと考えています。そのために、長谷工グループのことをしっかりと勉強してください。そして、職場の上司や先輩の良い面を学び、自分の会社を好きになってください。嫌な事、苦しい事、つらい事をやらざるを得ない状態になった時、すすんで挑戦をして下さい。そこから成長が始まります。

 また、“グループの全社員が営業マン”をスローガンに、グループ全体でプロジェクトを進めています。一人一人が自分の所属する会社だけでなく、グループ全体のために行動するグループ連携の考え方が、長谷工グループのいい所であり、強みだと思っています。これからはいつもグループを意識して行動して頂きたいと思います。

一日も早くこのグループの一翼を担う人材として活躍されることを期待しています。

■森ビル(株)代表取締役社長 辻 慎吾氏

 4月1日は、社会人への第一歩を踏み出した皆さんだけでなく、私たちにとってもワクワクする楽しい日だ。満開の桜で街が華やぐなかで「皆さんも森ビルも、新たなステージのスタート台に立っているんだな」と、心地よい緊張感と高揚感を感じている。日本、東京にとってもこの数年が勝負の時になる。都市づくりを通じて時代のダイナミズムを全身で味わってほしい。

 2015年は森ビルにとって「テイクオフ」の年だ。昨年開業した虎ノ門ヒルズ周辺の街づくりを一体的に進めるとともに、六本木ヒルズに匹敵するスケールの「虎ノ門・麻布台地区再開発事業」や「六本木5丁目地区再開発事業」の骨格を固める。さらに、他社や地元の人々を巻き込んだエリアマネジメントにも挑戦し、虎ノ門から六本木にわたるエリアを国際新都心として再生していく。

 森ビルの都市づくりの仕事はとても幅が広い。どの部署に配属されても、本気で、全力で取り組んでほしい。本気で取り組めば面白さがわかるし、すべての仕事が森ビルらしい都市づくりにつながっていることがわかる。そして、こうした現場体験が活きるときが必ずくる。「都市をつくり、都市を育む」仕事で一番重要なのは「人」だ。チャレンジングな再開発プロジェクトには、挑戦する機会、成長する機会が溢れている。あらゆるチャンスを活かし、森ビルの次代を担うリーダーとしてしっかりと育ってほしい。

 私たちは都市づくりという仕事を通じて「東京を世界一の都市にしたい」と本気で考えている。その原動力は、都市に対する情熱や責任感だ。皆さんも覚悟してほしい。森ビルの都市づくりに簡単な答えはない。森ビルらしさとは、ひとりひとりが考えて考えて考え抜いた結果、やっと辿り着いた答えの集積だ。今日から森ビルの一員としての毎日が始まる。いろいろなことを体験し、たくさん悩み、たくさん考えること、その極みに都市づくりの面白さと醍醐味がある。森ビルらしく、共に挑戦し、共に成長し、共に未来を築いていこう。

■三井不動産リアルティ(株)代表取締役社長 山代裕彦氏

 本日ここに、総合職167名、⼀般職109名、計276名という多くの皆さんを新入社員としてお迎えできることを大変うれしく思います。役職員を代表して心より歓迎し、お祝いを申し上げます。

 若く希望に満ち溢れた皆さんの顔を拝見していますと、私自身も心の底から勇気が湧いてくる気がします。実は、私も皆さんと同様、三井不動産リアルティの新人社長であり、非常に緊張しております。しかしながら、この緊張感というものは、社会人生活においてとても大切なものです。会社生活が始まると三十数年間同じ組織に入ることになり、ともすれば惰性に走り緊張感を失うことも多々あります。今日ここに感じている緊張感を心に刻んで三井不動産リアルティでの会社生活を送っていただけたらと思います。

 フィービジネスの会社である当社の成長戦略の要は「人材」です。ここ数年200名を超える多くの方々に入社していただいているのも、成長に向けた会社としての大きな投資です。⼀人ひとりが成長戦略の要となっていただくことを期待していますし、そのための投資は惜しみません。当社が安定した利益を出せるのは、三井不動産リアルティグループ約4,000名の社員全員の頑張りがあってこそであり、社員全員が誇れる実績だと思っています。

 皆さんにお願いしたいのは、働きながら能力、経験、人格を磨き、自らの力を高めていってほしいということです。しかしながら、個々の力がいかにすばらしいものであったとしても、組織との調和がうまくいかなければ、独りよがりなものになってしまいます。組織の目標達成のためにその一員としていかに行動していくのか、このことも非常に大切なポイントです。組織がうまく活性化して目標を達成できれば、その総和が会社の業績となるのです。組織というのは、若い力が加わることにより活性化し、進化し、成⻑していくものです。その意味で、本日の皆さんの入社は三井不動産リアルティにとって欠かすことができない大切なことなのです。⼀人ひとりの力が集合され結集されることで会社の力は飛躍的に増大されます。これこそが三井不動産リアルティが目指す会社の形であります。

 当社の目指す会社の形をもう⼀つ申し上げます。それは「自由闊達」ということです。自由闊達は三井の社風でもあります。社員に高いレベルのやる気、能力、知識、見識があり、心と体が健康で余裕があれば、そこには風通しがよく自由にものが言える雰囲気が生まれます。そうすれば社員にとっても居心地がよく家族にも誇れる会社になるでしょうし、自ずとお客様からも評価され、会社の業績もよくなるのです。先ほど申し上げたように組織の⼀員であることを自覚しチーム戦を実施していけば「自由闊達」な社風ができるのではないでしょうか。

 さて、最後になりましたが、希望に燃える皆さんの会社生活に資する言葉を申し上げます。それは「ヒッシ」という言葉であります。「ヒッシ」という言葉で皆さんはどういう漢字を思い浮かべるでしょうか。⼀番多いのが必ず死ぬと書く「必死」ではないでしょうか。この意味は皆さんご存じだと思いますが、辞書によれば 「1.必ず死ぬこと。2.死ぬ覚悟で全力を尽くすこと。また、そのさま。死にものぐるい。」とあります。「ヒッシ」にはもう⼀つの漢字表記があります。それは必ず至ると書く「必至」であります。辞書によれば「必ずその事がやってくること。そうなるのは避けられないこと。」とあります。また、「必死」「必至」双方とも将棋用語で、「次に必ず王将が詰む、受ける方法がない状態。」のことを意味するそうです。そこで私が勝手に考えたことなのですが、何事をするにも「必死」になれば「必至」実現する、というように解釈するのはどうでしょうか。

 皆さんは若い。これからの長い会社生活の中でいろいろな問題に直面するかと思います。その時に「必死」なってやれば必ず「必至」実現する。この気概を持って会社生活を送って下さい。

■三菱地所レジデンス(株)取締役社長 小野真路氏

 三菱社の時代から引き継がれてきた経営理念「三菱三鋼領(所期奉公、処事光明、立業貿易)」を皆さんも受け継ぎ、今も生き続けているこの理念を大切にして欲しい。

 所期奉公:期するところは社会への貢献。会社が繁栄することが、社会が繁栄することとなり、延いては国が繁栄することにつながる

 処事光明:当社の業務の基本はBtoC であり、フェアプレイに徹する

 立業貿易:アジアを重点エリアと位置付け、海外事業も積極的に展開しているが、よりグローバルな企業になっていく必要がある。少子高齢化が進む日本社会の中で、グローバルな視野に立って何をすべきか考え続ける

 今年度より賃貸住宅事業を三菱地所より承継したことで、事業モデルは裾野が広がり、今までの手法に拘らずフルラインナップで事業展開ができる。新たな事業のチャンスもより増えるので、積極的にチャレンジをしながら活躍して欲しい。

 初めのうちはできないことばかりで、わからないことも出てくるだろう。わからないことはまず調べ、自分なりの考えを持ってから、多くの経験を積んでいる先輩に聞く。そういったプロセスを繰り返すことで、実力をつけ成長していくことを期待している。人間関係、交流を大切にし、自身の能力を磨きながら頑張って欲しい。

■住友不動産販売(株)代表取締役社長 田中俊和氏

 大切な不動産を扱う我々の仕事は、極めて社会的に意義の高い職業です。当社は、今年40周年を迎えた歴史とともに、不動産流通業界のトップブランドとして、社会的責任も大きいものがあります。

 今の時代、お客様のニーズは日々変化し、私たちがニーズに応え続けていくためには常に新しいチャレンジが必要です。人が資本の当社では、社員一人一人の仕事の積み重ねが会社の価値向上に直結しています。これまで以上に、一人一人の能力や、人間力が求められているのです。皆さんの成長なくして、当社の発展はありません。知識の習得はもちろん、人としての成長も期待しています。

 皆さんにはまず、「お客様から最初に相談される人」になることを心掛けてほしいと思います。お客様が不動産で困ったときや聞きたいことがあるときに、最初に思い浮かべて声をかけていただき、その期待に応えられる人になってほしい。そのためにはコミュニケーション力が大切です。大いに培ってください。

 お客様が不動産を売買、賃貸する背景にはそれぞれの事情があります。お客様の家族になったつもりで一人一人に心を寄せて、大切な不動産をお預かりすることで、一人でも多くの皆さんのファン、当社のファンを作っていってほしいと思います。

 お客様の笑顔のためにこれから一緒に汗を流しましょう。今日、入社された皆さんの活躍を期待しています。


■東京建物不動産販売(株)代表取締役社長 種橋牧夫氏

 入社とは人生の中でも大きな節目であり、これまでの人生とは違った意味で自分自身や人生を豊かにでき、自分の能力を発揮し、そのことに喜びを見いだせる、そのような経験ができるという意味でも非常におめでたいと感じています。

 周りから様々なことを求められていく中で、今まで知らなかった自分の引き出しに気づき、自分を成長させ新しい自分に出会えること、これが会社に入って仕事をする最大の意義ではないかと思います。

 当社は衣食住という人類にとって不可欠なものの中で「住」に関する仕事を担っています。「住」は未来永劫不可欠なものでありますが、社会の変化に伴い、住に関するニーズも変化しています。新しい需要に対し我々も新しい供給者を見つけ結び付けること、お客様の高いレベルの要求に対し日々知恵を出し改善を続けることが必要です。また、世の中の変化に対応し、お客様のニーズに応え収益をあげる新しいビジネスモデルをつくるチャンスのある業種とも考えています。

 最後に社会人としてはなむけの言葉を3つ申し上げたいと思います。

 1つは目標を立て、自分の生きる目的を考えてほしいということ、2つ目に事実を考え、事実に基づいて自分を変えていく、つまり自己変革を行なってほしいということ、3つ目に他人の立場になって考えること、この3つを実践してほしいと考えています。

■大和ハウス工業(株)代表取締役社長 大野直竹氏

 当社は4月5日に創業60周年を迎えます。創業者・石橋信夫相談役をはじめ、諸先輩方の奮闘努力により、様々な困難を乗り越え今日まで成長してきました。現在は、創業精神である「積極精神」のもと、さらに事業領域を拡大すべく、既存事業に「プラス2の事業」の創出に努め、グループ役職員全員が売上高4兆円への基盤づくりのために果敢にチャレンジしています。そのような中、当社がこれからもサステナブルに成長し続けるためには、新入社員である皆さんのグローバルを見据えた自由な発想と力が必要となります。

 そのため、皆さんにはこれから“チャレンジャー”として何事にも「越えて挑む」という積極精神で取り組んでいただきたいのです。皆さんが配属される各現場で、会社の知識だけではなく、文化・歴史・芸術など様々なコト・モノに興味を持ち、失敗を恐れず実体験を数多く積んでいただきたいのです。

 皆さんがこれから取り扱う商品は数千万・数億円単位の非常に高額で、お客さまの「夢」を具現化する仕事です。その業務を遂行するためには、お客さまとの信頼関係を構築し、皆さん自身が信用される「人財」になることが不可欠となります。そのため、目先の結果に一喜一憂せずに地道に努力を続け、「人間力」を磨いてください。1年では大きな差は付きませんが、5年経過すると努力の蓄積が如実に表れてきます。

 また、皆さんは「当社グループが大企業である」と思い入社されたとしたら、それは大きな勘違いです。当社は仕事の大小に限らず、常にお客さまの気持ちを考えて行動し、その積み上げによって成長してきた会社です。皆さんは「中小企業たれ」という言葉のもと、上司・先輩に指導・協力を仰ぎ、「行動第一主義」で自らを鍛えてください。

 最後に、皆さんは大和ハウスグループにいきづく「夢」や「志」をしっかりと持ち、“世の中に必要とされ、世の中の多くの方々の役に立ち、喜んでいただける商品・サービスの提供”ができるよう、自分磨きに徹してください。一緒に頑張っていきましょう。

■積水化学工業(株)代表取締役社長  髙下貞二氏

 積水化学グループは、『「際立つ」技術と品質により「フロンティア」を開拓し続ける』というビジョンを掲げています。

 「際立つ」とは、「ハッキリとした得意技を持っていて常に磨き続けている。そして、時代、ライバルより一歩先んじている。衆知を集め、活かしている」という意味です。

 「フロンティア」とは、「未開拓分野、次世代成長分野、成長事業」です。社会がどのように変化し、需要構造がどう変わっていくのか、その変化に適応し、一歩先んじて、新たなフロンティアを見つけていくのです。

 私から皆さんに期待することを3つお伝えします。 

 「フロンティアへの挑戦」あらゆる経験を積み重ね、挑戦してください。失敗、反省の経験なくして人は成長しません。勇気を持ってチャレンジしてください。

 「誠実で真摯な仕事」自分の持ち場・立場で一生懸命頑張り、ひたすら打ち込んでください。コツコツとやっていれば必ず報われます。それによって周囲から信頼され、必要とされる人材になります。

 「一人ひとりが主役」事業においては人が財産です。多様化するグローバル経済の中で持続的な成長を図り、社会に貢献していくためには、多様な人材の活躍が必要です。

 “一隅を照らす”という言葉があります。置かれている持ち場でベストを尽くし、小さな成果で良いから積み重ねてください。それぞれの持ち場で、なくてはならない人になってほしいと思います。

 あなたが光れば、あなたの隣も光ります。小さな光が集まって街は光り、社会も光ります。やがて、日本、世界、地球を照らします。積水化学グループを大きく照らすと確信しています。

 まずは“一隅を照らしてください”。皆さんのこれからの健闘を祈ります。

■三井ホーム(株)代表取締役社長 市川俊英氏

 当社は昨年10月に創立40周年を迎え、これまでに全国で累計22万棟を超える家づくりのお手伝いをしてまいりました。これは諸先輩やお客様に育てていただいた、人、技術、ブランドなど、そのそれぞれをお客様にご評価いただけた結果にほかなりません。

 創立時からみれば、少子高齢化や生活スタイルの多様化など社会情勢は大きく変化しています。長らく低迷の続いた日本経済ですが、いわゆるアベノミクスは立ち直りのきっかけをもたらしました。消費税増税といった逆風の影響はあるものの、56年ぶりに東京で開催されるオリンピック・パラリンピックは、日本が失いかけていた自信や誇りを取り戻す、良い起爆剤になるものと確信しています。厳しい時代背景は依然として存在するものの、大きな飛躍のチャンスがあると認識しています。

 当然ながら、三井ホームは世の中から常に必要とされる存在であり続けなければなりません。そのために、私たちは企業としての歴史の重みを大切にしながらも、時代の変化に柔軟に対応し、これからの時代をリードしていかなければなりません。

 当社のステートメントは“暮らし継がれるよろこびを未来へ”というものです。お客様が住まいづくりを通して感じる“よろこび”を私たちが共に感じ、そしてその“よろこび”をお客様が暮らしの中でいつまでも持ち続けていただくためのお手伝いをしたいという私たちの想いそのものです。この想いを皆さん一人ひとりに是非感じ取っていただきたいと思います。そして、そのような“よろこび”をお届けできる三井ホームの一員となることに、自信と誇りを持っていただきたいと思います。

 三井ホームは若い社員とほとばしるエネルギー、そしてチャレンジ精神に満ち溢れています。今後さらに皆さんと一緒に努力し、三井ホームブランドを「未来へそして世界へ」輝かせていきましょう。皆さんの活躍を期待しています。今日から仲間です。一緒に頑張りましょう。

■積水ハウス(株)代表取締役社長 阿部俊則氏

 当社は「SLOW & SMART」をブランドビジョンに掲げ、“住”に特化した成長戦略を推進し、2期連続で過去最高の増収増益の業績を更新しました。今後もお客様満足を追求して新たなお客様づくりに注力しながら、グループシナジーを強化して、業界最多の223万戸のストックなどを対象とした新たな“住”関連ビジネスにもチャレンジすることで、さらに成長できると確信しています。

 当社の企業理念の根本哲学「人間愛」は、「FOR ME」ではなく「FOR YOU」で、常に相手の事を考え、思いやることです。「家に帰れば積水ハウス」はオーナー様への感謝のメッセージです。そして、当社の財産は人です。ダイバーシティの取り組みでは3月に住宅・建設業界唯一2回目となる「なでしこ銘柄」に選定されました。

 当社は住宅のリーディングカンパニーとして、耐震、制震技術、環境技術などで業界を牽引してきました。ゼロエネルギー住宅「グリーンファースト ゼロ」の提案など、先進技術によって、お客様に快適で豊かな暮らしを提供してください。売り手良し・買い手良し・世間良しの「三方良し」の精神で成長し、社会から必要とされる会社であり続けましょう。

 震災発生から、お客様対応、仮設住宅、復興住宅、災害公営住宅の建設などにグリープを挙げて取り組んでいます。3月に仙台で開かれた「国連防災世界会議」では、当社の東北工場が公式視察先となり、30の国と地域から26のツアー中で最多となる約200人が訪れ、世界が当社の防災技術に注目しました。また、東松島市の災害公営住宅では日本初の本格的なスマートグリッド「東松島スマート防災エコタウン」に取り組んでいます。

 当社グループの社員の他、延べ41万人以上の「ハウス会」の職人さんたちが被災地支援を続けており、現在も一日当たり約300人が現地に赴いてくれていますが、ここまでできているのは当社だけです。この力が私たちの財産です。また、今まで約1,400人の新入社員が復興支援活動に取り組み、皆さんで4回目となります。自分の目で見て、安全・安心な住まいの提供という私たちの仕事の原点を考えてください。日本の復興、再生を担う会社に入ったという自負を持ってください。

 景気も上向き、内需を支える住宅・不動産業界も注目されています。皆さんはいい時代に入社しましたが、いい時ばかりではありません。また、マニュアル通りではできないこともあります。「物事の本質は我にあり」。うまくいかない時、その答えは自らの中にあるものです。他人のせいにするのではなく、自分のことと捉え、困難を乗り越えることで成長することができます。

 社会の変化に対応しながら、先輩の指導を素直に聞いて、明るく、謙虚さと感謝の心を忘れず、様々なことに挑戦してください。皆さんの成長と活躍に大いに期待しています。

■森トラスト(株)代表取締役社長 森 章氏

 2015年度の新入社員の皆さんは、バブル崩壊後に生まれ、低成長の厳しい経済環境下で育った世代である。そして今、2020年の東京五輪や、災害対応力の高い都市創りに向けて経済が活況を呈する中で、社会人としてのスタートを迎えることになる。東京五輪までの数年は、成長材料が多いことと想定されるが、これからの日本経済や会社を担う皆さんは、より中長期の視点で物事や時代感を捉え、行動されることが求められている。

 日本経済を俯瞰すると、五輪に向けて社会全体としての仕事量が急増する一方で、少子高齢化に伴う労働人口の減少が顕在化していく。アベノミクスの金融緩和は成功したが、規制緩和・構造改革・成長戦略を実現しなければ、五輪後に反動として、「財政の崖」ならぬ「経済の崖」が生じ、不景気に陥る可能性が高い。前の東京五輪の高度成長期と異なり、世界も日本も低成長の中で、いかに会社が持続的に安定成長を続けていくか、そのために個々人が前向きかつ積極的にどう取り組んでいくかを今から考える必要がある。

 森トラストグループは、主軸となる不動産開発事業で東京を牽引するプロジェクトを抱えるほか、ホテル&リゾート事業や投資事業など、多種多様な事業を手掛けている。また、創業以来、社会的ニーズを予測し、それまでの社会に無い新しい事業を創造することで経済に貢献してきたが、現在の日本の重要な転換期にあたり、これからも時代を切り拓く事業の創造を進める存在でありたいと考えている。

 当社は、少数精鋭で平均年齢も若く、事業が多様化している点に特徴がある。また、業務において、ノルマ的に仕事が与えられるわけではなく、自ら率先して新たな仕事を探し、前向きにチャレンジしていく社風である。若い皆さんには、業務に取り組む中で感じた疑問を大切にし、そうした疑問を念頭に置きながら物事の本質を見極め、新しい分野の事業の提案をされることを期待している。当社グループには、それを実現させる舞台や材料を創りだせるポジションが築かれていることを、存分に活用して頂きたい。

 本日入社された皆さんは、多彩な専門とキャリアを背景に、今後、多様な仕事に従事していくことになる。個々人の能力向上とともに、同期としての情報交換も密にし、チームとしての概念をもって、社会・会社・事業を立体的に俯瞰し、会社及び日本経済の発展に貢献できる能力を磨かれることを期待している。

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お知らせ

2021/3/1

「海外トピックス」更新しました!

vol.378 デンマーク人が最も大切にしている価値観 “ヒュゲ”【デンマーク】」配信しました。
最近、何かとメディアで取り上げられる「ヒュゲ(ヒュッゲ)」。とはいえ、実際にどういった意味なのか、説明できる人は少ないかもしれません。発祥元となるデンマークで暮らすライターが、デンマーク人の暮らしや思想を紐解きながら、「ヒュゲ」について説明します。