東急不動産(株)はこのほど、保有するオフィスビル5棟と商業施設3物件が(株)日本政策投資銀行よりDBJ Green Building認証を取得したと発表した。
認証を取得したのは、オフィスビルは「南青山東急ビル」(東京都港区)、「スプライン青山東急ビル」(東京都港区)、「市ヶ谷東急ビル」(東京都千代田区)、「日本橋本町東急ビル」(東京都中央区)、「恵比寿プライムスクエアタワー」(東京都渋谷区)。商業施設は「あまがさきキューズモール」(兵庫県尼崎市)、「東急プラザ 表参道原宿」(東京都渋谷区)、「東急プラザ 赤坂」(東京都千代田区)。
オフィスビルは、共用部LED照明や節水型トイレ等、省エネ性能の高い設備を採用。テナント向けのエネルギー見える化システムの導入や、屋上緑化や壁面緑化を施しヒートアイランド対策を実施した点などが評価された。とりわけ「スプライン青山東急ビル」では屋上に養蜂箱を設置し、周辺の生態系に配慮した生物多様性への取り組みを行なっている点などが評価された。
商業施設は、共用部LED照明の採用、再生材の利用、歩行者通路や広場における植樹による緑化やドライミスト設置など、ヒートアイランド対策と同時に景観整備にも取り組み、周辺コミュニティへの貢献を果たしている点などが評価。また、外国語の施設パンフレットの用意や、テナント従業員に外国語対応用の指先シートを配布する等、インバウンドに注力している点も支持された。
今回の認証は、新設された商業施設向けDBJ Green Building認証において同社保有の商業施設では初の取得となる。