新年度を迎えた4月1日、不動産各社が新入社員を迎え、入社式を執り行なった。
各社入社式での社長挨拶の要旨は、以下の通り(順不同、敬称略)。4月1日付のニュース、4月2日付のニュースも参照。
■東急リバブル(株)代表取締役社長 榊 真二氏
■(株)アキュラホーム 代表取締役社長 宮沢俊哉氏
本日、171名の新入社員を迎えることができました。皆さん、入社おめでとうございます。
今、皆さんは、不安と期待の入り交じった、良い意味での緊張感を抱いていると思います。まずはリラックスして、東急リバブルという会社の雰囲気に慣れてください。そして、さまざまな知識を身に付け、また失敗もしながら成長していってほしいと思います。
私から皆さんにお願いしたいことは、何事も受け身で取り組まないでいただきたいということです。今日から社会人生活が始まりますが、受け身だけの人生というのはつまらないものです。ぜひ、自ら考えて主体的に行動し、自分が価値を創っていくんだという強い気持ちを持って仕事に臨んでいただきたいと思います。
今は競争の激しい世の中です。不動産流通業界も例外ではありません。時代はどんどん変わり、そのスピードはますます速くなっています。そのスピード以上に会社を変え、進化させていくことが大切です。そういう意味において、新入社員の皆さんは柔軟性という非常に大きなポテンシャルをもっていると私は考えています。ただ、仕事は一人ではできません。会社という組織では、社員が互いに助け・助けられ、協力しながら価値を創っていきます。ぜひ、自ら動くことで周りのサポートを引き出したり、先輩や同僚とのコミュニケーションを深めながら良い関係を築いていってください。また、仕事をするということは、アウトプットをするということです。質の高いアウトプットのためには、良いインプットが必要です。仕事でもそれ以外のことでも、いろいろなことに貪欲に興味を持って自分の中に取り入れていってほしいと思います。
当社は、人々の生活に大きな比重を占める“住まい”に関わる事業を行なっています。一生に一度か二度の暮らし換えをサポートする仕事です。その大切な場面に立つという強い責任感と、お客様に喜ばれ社会に貢献する仕事を行っているという自負とプライドをしっかり持ってほしいと思います。今、当社は、「お客様評価No.1」「生産性No.2」「働きやすさNo.1」の3つのNo.1を目指しています。それはもう標語ではなく、どのように具体化するかという段階です。社員が誇れる会社、東急リバブルは本当にいい会社だね、いい社員がいるね、と言われる会社を皆さんと一緒につくっていきたいと思います。
今、会社の業績は上昇しています。業界内シェアも高まるなど良い方向に進んでいます。この勢いのあるタイミングで皆さんは入社しました。これから、活躍フィールドはどんどん大きくなっていきます。皆さん、明るくのびのびと頑張っていきましょう。
皆さん、本日は入社おめでとうございます。アキュラグループ全従業員を代表して心から歓迎の意を表したいと思います。今年度は、8,887名のエントリーの中、53名が選ばれました。数ある企業の中から、当社を選んでいただいたことを心より感謝いたします。また、アキュラホームでは初めてとなる、外国人の採用も行ない、ベトナム国籍の方6名に入社いただいております。グローバルな視点に立ち、住まいや暮らしについて考えたり、社内活性化、国際交流などを目的としています。
また当社では、先日の2015年度進発式にて10年ビジョンを発表しました。今年は、豊かな暮らし提案ができる企業となることを目指して、全従業員の思いをこめてつくり上げた10年ビジョンの初年度です。ミッション、ビジョンを第一にしながら、やりがいを感じられるようなグループにしていきたいと思います。
そして、新入社員の皆さんには、ぜひ切磋琢磨していただきたいと思います。人に対して是是非非が言えて、自らも律することで、成長することができるからです。やりがいを持ちながら、人としても立派に育ち、また自身の人生を豊かにしていただくことこそが、住まい手に最高の、日本一の住まいと暮らし提案ができることと思っております。