アパグループは7日、新築分譲マンション「THE CONOE<三田綱町>」(東京都港区、総戸数45戸)を起工した。同社のフラッグシップマンションブランド「THE CONOE」の第3弾プロジェクトとなる。事業主はアパホーム(株)。
同物件は、東京メトロ南北線「麻布十番」駅徒歩8分に立地。建設地は、綱町三井倶楽部に隣接。近隣にはオーストラリア大使館などが点在する超高級住宅街で、同社は2013年4月に財務省の公開入札で取得した。
建物は、地上9階地下2階建ての免震構造。住戸は、専有面積73~216平方メートル、1LDK・2LDK。平均専有面積105平方メートル、水回りは海外の高級ホテル仕様、天然木・天然石をふんだんに用いる邸宅仕様とする。風除室・エントランス・エレベーターエレベーター・玄関ドアの4段階セキュリティ、防犯センサー、24時間常駐管理も導入する。竣工は、17年7月。
販売時期・販売価格は未定だが、「すべての住戸が1億円を超える。THE CONOEブランド第1弾である『代官山』(東京都渋谷区、総戸数109戸。第1期35戸は、最高倍率23倍・平均倍率3.3倍で即日完売)を上回る当社としては最高額のマンション」(アパグループ代表・元谷 外志雄氏)としている。
元谷氏は「このマンションは、綱町三井倶楽部のいちょう並木を借景とできる、THE CONOEブランドにふさわしい立地。当社は、今年4月に5年間にわたる中期経営計画を終了した。ホテルは首都圏1万室・全国5万室を達成し、マンションもCONOEブランドを12棟手掛けた。住宅事業はホテルに後れを取っているが、そもそも当社は住宅事業からスタートした会社。今後も、一等地に圧倒的な物件を作ることで、住宅事業の失地回復を図りたい」と述べた。
同社は、西麻布でもCONOEブランドでのマンションを計画している。