グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(株)(GLP)は6日、物流施設「GLP狭山日高II」(埼玉県日高市)の起工式を行なった。
「GLP狭山日高II」は、敷地面積約3万9,000平方メートル、延床面積約8万6,000平方メートル。5階建てのマルチテナント型物流施設。
国道16号線との結節点である「狭山日高IC」や関越自動車道「川越IC」近くに位置。圏央道にも近く、3月末に東北道と接続したことで、東北へのアクセスも可能となった。
建物は免震構造とし、バックアップ電源設備、全館LED照明を採用することで、災害時における事業継続性を確保する。また、1階、3階および4階に大型車両が直接アクセス可能なランプウェイを備える。
なお同施設は、同社とカナダ公的年金運用機関であるカナダ・ペンション・プラン・インベストメントボードが50%ずつ出資した合弁事業「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」が手掛ける日本の開発物件としては8番目。開発投資額は約120億円。
起工式にはGLP代表取締役社長の帖佐義之氏および日高市長の谷ケ崎 照雄氏と、設計・施工を担当する佐藤工業(株)代表取締役社長の山田秀之氏らが参列。
帖佐氏は「広域配送が可能なため、食品やメーカー物流等に適していると考えている。現在、リーシングの営業中だが、引き合いが非常に高い」と話した。
竣工は2016年9月の予定。