(株)LIXILは7日、木造住宅向けの耐震リフォーム工法「アラテクト」を開発した。
既存壁を生かした耐震改修工法で、橋脚の補強や防弾服などにも使われる高強力繊維であるアラミド繊維を厚さ1mm以下に加工した「アラテクトシート」を使用する。既存の室内壁の上から専用の座金とビスでシートを固定することで、構造用合板と同等の耐力を発揮。壁だけでなく、床や天井も解体せずにリフォームできるため、短工期・低コスト、仮住まいの必要もない耐震改修工事が可能となる。
設計、施工する技術者には、事前に技術講習を行なう。同社は、4月より全国13会場で技術講習を順次開催。講習を修了した企業から順次発売していく計画。