不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2015/4/10

オフィスビル12物件を取得、15年4月期予想を修正/IRE

取得する「いちご神宮前ビル」外観
取得する「いちご神宮前ビル」外観

 いちご不動産投資法人(IRE)が資産の運用を委託する、いちご不動産投資顧問(株)は9日、12物件の取得とそれに伴う貸借の開始、および1物件の譲渡を決定した。

 取得する物件は、「いちご神宮前ビル」(東京都渋谷区)、「いちご渋谷道玄坂ビル」(東京都渋谷区)を含むオフィスビル12物件。取得予定価格の合計は440億3,000万円、取得予定日はいずれも5月7日。譲渡する物件は、宿泊特化型ホテル「ファルコン心斎橋」(大阪市中央区)。譲渡予定価格は28億1,000万円、譲渡予定価格と想定帳簿価格の差額はマイナス2億9,941万、譲渡予定日は5月8日。今回の取得・譲渡により、同投資法人のポートフォリオは76物件、合計取得価格は1,639億2,800万円となる。

 また、物件取得に伴い、新投資口発行および投資口売り出しを実施。公募による新投資口発行は27万1,700口、オーバーアロットメントと第三者割当による新投資口発行はそれぞれ1万4,300口。調達資金(差引手取概算額)は253億7,700万円を上限とする。

 なお、これにより、2015年4月期運用状況の予想を修正。修正後の予想は、営業収益50億4,500万円(前回発表比1.4%増)、営業利益23億5,200万円(同3.2%増)、経常利益11億4,800万円(同9.2%減)、当期純利益8億4,800万円(同32.9%減)。1口当たり分配金は1,600円(同0.6%増)とした。経常利益と当期純利益の減少は、一時的な融資関連費用の発生、ホテル譲渡に伴う特別損失の発生によるもの。

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